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会いに行った方がいい?会わない方がいい?

顔を見たら心が揺らぐ心理学

私たちが相手の顔を見るとき、そこにはさまざまな心理的な意味が隠れています。
あなたも、友人や家族、恋人の表情を見ただけで、心が温かくなったり、不安になったりしたことはありませんか?
相手の表情や反応を読み取ることは人間関係の基本ですが、それが時にストレスの原因となることもありますよね。

この心理を理解することで、あなたは相手とのコミュニケーションをより豊かにすることができるでしょう。相手の心を感じることが、時には自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。

顔色を伺うことの意味

顔色を伺うことは、相手への思いやりの表れです。それを悩むことなく、自分の感情と向き合いながら相手の気持ちを尊重する方法を見つけられれば、より良いコミュニケーションが生まれます。

相手の顔色を伺う心理

多くの人が、相手の顔色を伺うことで心配や不安を抱えています。
例えば、職場で上司の表情を気にしすぎて発言することに躊躇したり、友人との会話で相手の反応を過剰に気にしてしまうことがありますよね。
これらは、相手に対する配慮から来る行動ですが、同時に自分を追い詰める原因にもなります…。

この心理は、「気を使う」という一見良い行為が、逆にストレスや緊張を生むことを示しています。
自分の気持ちを大切にしつつ、相手への配慮をどうバランスを取るかが重要なのです。
普段は何気なく一緒にいる家族や友達、恋人に対して、「今日はなんとなく会うのがだるい」と感じることがあるのも、この心理が働いています。

さらに、大泣きしている赤ちゃんが人の顔を見て泣き止む現象も、顔を見たときに生まれる心理的な影響です。
相手の表情を見て感情を読み取り、安心感や共感を感じることで、心が揺れ動くのです。
知っている顔の場合は安心感や信頼感が生まれやすく、感情を共有する基盤ができます。一方、知らない顔を見ると緊張や不安が高まり、相手の反応を過剰に気にすることがあります。

これが「顔を見たら心が揺らぐ心理学」です。


ミルグラムの実験と心理

さて、ここである実験のお話をしますね。

相手の顔が見える状態で電気ショックを与えた場合、相手の苦しみを見てショックの強さを弱め、
逆に、相手の顔が見えない場合は感情が遠くなり、より強いショックを与えやすくなりました。

これは、ミルグラムの実験といいます。
相手の顔を見ることで無意識に共感や思いやりが働くことを示しています。


『会いたい時。会いたくない時。』

自分の中でどんな心理現象が起きているか
ご存じですか?


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