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ルフィから学ぶHSP・6巻

『ONE PIECE』の主人公であるルフィ(モンキー・D・ルフィ)の、
目的意識、行動指針、そして価値観を通して、
HSP(繊細さん)にとっての有益な教訓を
共感していくシリーズです!

HSPの繊細さや感情を大切にしながら、
ルフィのように、自分の道を突き進んでいけたらと思います。

自分を信じて前に進む勇気をルフィからもらいましょう。

それでは、
今回のルフィの行動を見ていきましょう。
※この記事は「ルフィ=HSP」という事ではなく
ルフィのHSPの似た行動に共感して、
HSP(繊細さん)の
考え方、行動の意味を考えていく記事になってます。

まず、HSPの事を知りたい方はこちらをお読みください。

前回のルフィ



『ワンピース6巻』のルフィから共感をしよう

※もしかしたらネタバレな部分もあるかもしれません。


①後になって理解が繋がる

レストランを壊してしまい、その罰として
1年間雑用作業をさせられることになったルフィ。

「なんで1年も雑用なんだ?」

はじめは深く考えてなかったとは思いますが
何気ない会話や出来事から深い意味や感情が
浮かび上がることがあります。

このようなプロセスは、
HSPの人々にとっては比較的一般的なものとされています。

よく分からないけど指示されたから行動している事や、
理解できなかった事が、
後になって繋がってきます。

したがって、思考が遅いと感じるHSPの人々でも、
このような微妙な会話や状況から
深い洞察を得ることがあります。


②指示して

これは誰でも同じですが、
指示を貰わないと
何をしていいかわかりませんよね。

HSPは指示や情報がないと
行動を起こしにくいという傾向があります。
環境の変化や社会的な期待に敏感である為、
自分の行動や選択について慎重になる傾向があります。

そのため、他の人よりも指示や情報が必要と
感じることが多いかもしれません。



指示をくれないから勝手に動くと怒られる。

指示を貰おうとしたら
「指示がないと動けないのか?」
と、怒られる。

この状況に、
強く理不尽に感じてしまうのもHSPかもしれません。

指示通りに動いてると行動や意味を理解して
結果的により上手に動けることが多いのもHSPです。

しかし、日頃から報告・連絡・相談が
しっかりできていると、
このような状況は比較的少なくなるかもしれません。

この厨房のような状況だと、それもできません!

あきらめましょうっ!


らしくない

HSPはお皿を一枚割っただけでも罪悪感が
膨れ上がると思います。

“つまみ食い”など、
怒られるようなリスクを取るでしょうか・・


実はたまに、
このような行動をと事もあります。


●注目を引きたい
場面の中で他の人の注意を引こうとしている
可能性があります。
特に無視されたり、存在感が薄いと感じた時に、
意図的に注目を集めようとすることがあります。

●ストレスや不安の発散
仕事中にストレスや不安を感じている場合、
無意識のうちに物事を壊したり、
つまみ食いをしたりして、
それを解消しようとすることがあります。

●ルールや規則に抵抗感がある
あえてルールや規則に従わず、自分の意志を示したり、
抵抗感を示すために行動しているかもしれません。

●感情の表出
感受性が高いため、感情が高まると制御が難しくなることがあります。
その結果、
意図せずに行動が現れることがあります。

●対人関係の調整
特定の人間関係やコミュニケーションの中で、
無意識に相手との距離を
調整しようとしている可能性があります。



これらの理由は個人によって異なりますが、
HSPが意図的に行動する理由は、
自分の気持ちや考えを表現したり、
周りの状況に合わせて行動したりすることがあります。

HSPの行動に“らしくない”と、
感じた場合は
このような動機があると思います。


④嫉妬

HSPは不公平な扱いや他人の成功に対して
特に敏感に反応することがあります。

そのため、不公平さを感じた際には、
他の人よりも強い感情の反応が起こることがあります。

だからと言って
人の飲み物にハナクソを入れるなんて
ダメです・・


いや、どうしてもって言うなら・・


いやいやいやいや!
やめましょう!


⑤恩を強く感じる

HSPは他者との関係において
恩を大切にする傾向があります。

なので、恩を返されることを期待しているかもしれません。

恩を過剰に求めたりはしませんが
一言でもお礼の返事がない場合と
モヤっとした気持ちが出てしまうのも繊細さんですね。

この妙な状況でも、
ギンが恩返しに来たと思ってしまったルフィは
実は繊細さんなのでしょうか?!


多数派が正しいの?

これは、悪い海賊に食料を渡そうとするサンジを、
皆で止めようとするシーンです。

会議などで、一人だけ「反対意見」の人がいた場合、
あなたも、このルフィのような顔してませんか?


HSPの心境としては、
他の人とは異なる意見を持つことによる葛藤や不安、
そしてその意見がどう受け入れられるかという
不確実さを感じることが多いでしょう。

集団の中で孤立することなく、
自分の考えを適切に表現し、
理解してもらえるのかという心配が常につきまといます。

皆が反対してる中、
その時は、あなたは何も言えなくても、
『多数派=正しい』
という状況に違和感を感じるのもHSPの特徴です。


会話に参加してなくてもしっかり聞いてる。

ワンピースを読んでてよく思うのですが、
他人の事にあまり興味を持たないルフィなのに
意外と話を聞いていることが多いです。


HSPは感受性が高いために周囲の音に集中しやすく、
つい他人の会話に耳を傾けてしまうことがあります。

この行動は、無意識的であることが多いですが、
あえて盗みしている場合があります。

あなたも経験あるでしょう。




周囲にHSPがいる場合は、
めったなことは言わないように注意しましょう。


感受性の深さと挑戦の意思

HSPは一般に、周囲の環境や相手の感情に敏感であり、
その感受性が挑戦のエネルギーとなることがあります。

ルフィが敵と対峙して
「ちょっと待て!!」と言う場面では、
感受性が相手の強さや攻撃の意図を
敏感に感じ取っていると考えられます。

この敏感さが、挑戦の意思をより深める要因になります。


HSPの人は、やる気に満ちているときは
相手に物申す事や、
自分に言い聞かせるような事を
発言したりします!

言ったことを後悔することも多いですが、
周りに回ってに良い影響を与えてたりします。



“ここだ!”ってときは引かなくていいですね!


⑨手伝いを拒否

あなたは、手を貸してくれる人に対して
お断りをよくしてませんか?


HSPは、反射的に「大丈夫」と言って
お断りしてると思います。

理由の一つに、

自分のコントロールできる範囲内で
物事を進めたいという欲求が強いことがあります。
他人の手助けを受けることで、
状況が自分の思う通りに進まない可能性があると感じる場合、
拒否することがあります。
左上のコマで、ルフィが
“自分がやらなくてはいけない理由”
を語っています。


自己の価値観や信念に基づく発言です。
HSPにもよく見られることです。
内面的な価値観や信念を大切にし、
それに基づいて行動することが多いです。

自分が正しいと思うことや、
重要だと感じることに対しては、
自分が積極的に関与すべきだと感じることがあります。



HSPはルフィみたいな面もあるのです。
なんでも「大丈夫」と言ってお断りするだけではありません。


だからこそ、「大丈夫」という言葉は
無意識に使わないよう注意です。


⑩騙されやすい

HSPが騙されたり、詐欺にあう場合
このような事が考えられます。


過剰な信頼心や善意
他人に対して敏感であり、
善意を持って接する傾向があります。
そのため、他人の言葉や行動に対して過剰に信頼しやすく、
相手の意図を疑うことなく受け入れることがあります。
これが、詐欺師や悪意を持った人にとって、
狙いやすい対象になることがあります。

●感受性の高さと情報の処理
感受性が高いため、情報をより深く処理しようとします。
しかし、その過程で情報の
真偽を見極める力が不足してしまうことがあります。
詐欺に遭う場合、情報を客観的に分析する力が低下し、
直感や感情に左右されやすくなることがあります。

●コンプライアンスの高さ
他人との調和を重視し、
しばしば他人の期待に応えようとする傾向があります。
これが詐欺や悪質な要求に対して、
抵抗せずに従ってしまうことにつながる場合があります。

●ストレスや不安の影響
ストレスや不安が強いとさらに感情的になりやすいです。
詐欺などの被害に遭った場合、その衝撃が大きく、
冷静に対処することが難しくなることがあります。




これらの要因が重なることで、
HSPが騙されたり詐欺に遭いやすいとされるのです。


ただし、HSPであっても個人差があり、
適切な情報処理や自己保護のための対策を学ぶことで、
被害を避けることが可能です。


⑪騙されても信じるのか

HSPは他人の気持ちや状況に敏感であり、
相手の立場や状況を深く理解しようとします。

そのため、
仲間が何かを誤解して行動したり、
騙し行為に走った理由を理解しようとすることがあります。


仲間に騙されたとしてもその後も信じようとするのは、
彼らの持つ強い信頼や共感の気持ち、
そして深い感情的反応によるものです。

その一方で、このような経験を通じて
自己の境界や信頼の築き方について
深く考えるきっかけにもなることがあります。

そして全ての人を疑うようになったりもします。


この極端な思考が、HSPが苦しくなる要因でもあります。


⑫役割を決めたら協力しやすいよ

問題が一つ起きると、
二つ、続くものです。

海賊が攻めてきたと思ったら、
泥棒に遭う。



ルフィも仲間の手を借ります。
海賊と戦う役目と、泥棒を追いかける役目ですね。


こういう状況でも、
HSPは「大丈夫」と言いそうですが、
ルフィのように役割を決めて
皆で協力しよう!


「・・・・・・」は無視じゃないの!

問題がん二つ続くと、
三つ、続くものです。

七武海と言う超強いヤツまで現れました。

これは、誰でも混乱しそうな状況ですね。


起こっていること全てに同じように
注意を払えない場合があります。

そのため、
どれを最優先すべきかを判断し、
対処すべき課題を決める能力が必要です。


ただ、HSPは頭の中での処理に時間がかかる為、


「・・・・・・・・・」
となります。

無視してるわけではないんですよね!


ルフィの「・・・・・・・・・」は
なにかを感じていたのだと思います。


見守るのは、手を貸すより苦しい

仲間が困っているときに
すぐに助けに行こうとするのは自然な反応です。

HSPの場合は困ってる人を無視する方が
辛く感じる人もいるのでは?


それでも、何もできずに見守らない時は
ルフィのように歯を食いしばっていたりしますね?

“あえて見守る”
この決断は
批判や誤解を生むことがありますが、

見守ることも一種の思慮深い行動であり、
相手や自分のためになる場合があると
感じることがあります。


⑮あなたの言葉が記憶に残る

ゾロは勝てない相手に立ち向かっているときに
ルフィの言葉を思い出します。

ルフィの言葉って、何気ないようで
気持ちにささったり、
記憶に残りませんか?

HSPの言葉も、人の記憶に残ったりします。

環境の変化や他人の微妙な変化にも敏感です。
この特性が、相手との対話や関係において、より深いインパクトを与えることがあります。

相手の言動や表情の微妙なニュアンスを捉え、
より深く理解することができるため、
その交流が印象深いものとして
記憶されやすくなったりします。


⑯仲間が狙ってるものは狙わない

ゾロがやられたあとも、
ルフィは先頭には参加しません。

これはゾロの戦いだからです。


大事な関係に割り込むことはしません。


例えば、
友達が好きになった人が、自分に興味を持っても、
その関係に割り込むことはしません。

HSPは
他人の幸せを優先することを常に心がけてしまいます。

他人の関係が発展するよう、
支援や助言を提供することはできますが、
その関係を邪魔することは避けます。


このHSP気質を損してると感じてしまう僕は
まだ未熟者です。。。


⑰「知らねェよ!!」って言ってください!

HSPの心境は、
何でも真面目に受け止めてしまうことから生じる
さまざまな感情や反応が特徴です。

HSPは他の人よりも外部の刺激に敏感であり、
情報や感情を深く処理します。

そのため、日常生活でささいなことでも
強い影響を受けることがあります。

強くストレスを感じ辛い思いをしているあなたに
「知らんけど」の魔法を授けます。


色々と、面倒に感じた時は
ルフィのように「知らねェ」って
言っちゃいましょう!!


⑱いいチームを作る才能

「いいチームだ」
言われてますね。


HSPは他人の気持ちやニーズを敏感に察知できるため、
チームメンバー同士の信頼が深まり、
協力が円滑になります。

また、細かい問題点に早く気づき、
柔軟で創造的な解決策を提案する能力もあります。

これは、「いいチーム」を作る才能がなのです!

え!本当に?
って思いますよね。。。


もちろん弱点もあります。
過敏な反応や情報の過多に対する過剰反応があるため、
ストレスや集中力の問題も起こり得ます。

HSPは、その壁にぶつかることがあります。


バランスを保ちながら、
感受性を活かしてチームの力を最大限に
引き出すことが重要です。


⑲交換条件

ルフィが交換条件を提案してます。

お互い得になる事を言っていますね!

HSPも状況をよく観察し、
感情やニーズを理解しており、
その知覚と理解を交渉の利点に活かすことできるので、
交換条件を要求します。

正確に言えば、
Win-Winな関係を好みますが、

自分だけが得する事が苦手な人も多いかもしれません。

なので、相手にとってお得でも、
自分にとってはお得ではない
不平等な提案をしてることも、しばしば。



『ONE PIECE』6巻はここまでです。

この辺で、おひらきにしましょ。

『ルフィから学ぶHSP』シリーズは皆さまのおかげで続けています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

皆さんはルフィに近づけているのでしょうか?

まだまだだと言う方は、ぜひ『ONE PIECE』を読もう!


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