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意識低い系24卒・約2ヶ月で就活を終わらせた話

2年前の就職活動の話。
ニート回避を目標に、高望みせず、意識は低くく、サクッと終わらる方法まとめ。

思考回路も方法も怠惰の極みだから積極的にオススメはしないが、これもひとつの手じゃないかと思っている。なんでも夢や希望を持って頑張ればいいってもんじゃない。


筆者のスペック

・24卒(社会人一年目)
・私大文系
・資格なし(TOEICってなんですか?)
・インターン経験0(行く意味あるんすか?)
・就活期間は3年生の2月末〜4年生の5月
・やりたいことは特にない(そもそも働きたくない)

【企業選びポイント】
・完全週休二日制
・年休125日↑
・転勤無し(を希望しているため必然的に中小企業)
・通勤時間や乗り換えがキツくない
・文系OKのITあるある=SIerや派遣ではない
・下請けではない
・求人に「みなし残業」の文字がない

【就職先】
・IT系中小企業
・技術職
・年休125日↑
・初任給21万
・残業無し(本当にしたことがない)


就活を2ヶ月で終わらせるコツ

①自分が戦える土俵を探す

かっこよく言えば自己分析。
やり方は簡単。

「自分が努力せずできること」「やっていて辛くないこと」を探す。

夢がない人間だからこその考えなんだけど、「頑張らなきゃ人並みになれない」って苦しいだけじゃね?って思う。いくら好きな事であっても。

たとえば、歌手。
歌が好きで努力して人並みよりちょっと上手いかな程度になれるとしても、さらっと練習しただけで天才的に上手い人間がいるって考えると、そこでは戦えないよねって話。

就活を効率的にとっとと終わらせる且つ、就職後も苦労せずに適当にやっていきたいなら「元々人並みor人並み以上にできること」で職種を考えた方がいい。

②業界・職種はひとつに絞る

もちろん色々なところ見て比較するのは大事だし、自分の可能性を広げるべきなんだろうけど、適当就活生には荷が重すぎる。

私は、各分野ごとの志望動機を考えて暗記して面接準備して……っていうのは本当にやりたくなかった。

業界・職種をひとつに絞るとなんとびっくり、エントリーシート・志望動機・強み弱み・逆質問etc.ほぼ全て使い回しが可能になる。

基本事項は変えず、エントリーシート提出前・面接前にちょちょっとその企業特有の内容に添わせるだけで全てがクリアする。

面接回数が増えていくと「あれ?どこで何言ったっけ?」になりがちだとは思うが、自分のテンプレをひとつ固定するだけで発言の一貫性は保たれる。

しかも、「絶対ここの業界がいいです!」っていう熱意?も見せられる。気がする。

③逆採用の徹底活用

思考回路が横暴であるため、「なんで私が『働かせてください』って申し込まなきゃいけないんだ?むしろ企業が『うちで働いてください』って言いに来いよ〜」のマインドだった。

マイナビやらリクルートやらは一切使っていない。
オファーボックスだけでやりきった。

逆採用就活の最大のメリットは「勝ち確」であることだと思う。
企業側が「この子うちに向いてそうだな」「働いてほしいな」と思ってオファーを送るということは、採用の可能性が十分にありえるということだ。

自分からエントリーして何回もお祈りされるより、オファーきたところで進める方がお祈り率も下がりメンタルもやられずに済むだろう。

※ただし、プロフィールはきちんと丁寧に埋めること。

④応募数と絞込み

最初は面接練習や企業比較の材料集めも兼ねて、オファーきたところを片っ端らから了承していた。

とりあえず最初は「どこでもいいから早めに一社内定もらう」ことを意識してスタート。

第一志望もクソもなかったため、基準は「どこが一番マシか」「どこなら働いてもいいか」だった。

とりあえずの一社内定(適当)(ニート回避)を貰えると謎の余裕と自信が湧き、面接無双ができるようになるため、就活という荒波に呑まれないための浮輪として早めに持っておくといい。

一社内定もらってからは絞り込みで動く。
たくさん内定もらっても入社できるのは一社だけ。

よくTwitterで「15社内定もらいました!」とか内定数自慢している人がいるけど、面接時間の無駄だと思う。

そう考えると、今持ってるカード(内定企業)と比較して、ダメだなと思うところはオファーきても断るのが一番スマート。お?いいじゃん、と思えば駒を進める。

基本これの繰り返し。

あと、私はテスト受けたくない(テストを受けてまで入社したいとは思えない)から「テストあります!」って所は全部さようならした。

1回だけミスってSPI受けさせられたことはある。(ノー勉でも意外といけた記憶。大企業で倍率高いところは対策しないと落ちるかも。)
小論文くらいならまあやってもいいかな〜って受けてた。

※面接官と相性悪いところは選考通っても断る。

入社したらその人がいる訳だから。
合わねぇな〜って人と一緒に働きたくないじゃん。

最終「ここなら働けそうだな」ってところにもってこれたら就活終了。


ちょっとしたコツ

①メモを取れ

当たり前だけど大事。
面接官(社員の名前)、説明内容はとりあえず一通り記録する。ホームページに書いていないことも話されるし。

あと、二次面接とかで「この間の説明会で○○さんが〜」とかで使える。

企業比較の材料としても大事。

②証明写真ちゃんと撮る

人事課じゃないから知らんけど、第一印象は大事だよなあ〜って思う。私は写真屋行って1万くらい(メイク・スーツ貸し出し付きプラン)で撮ってきた。

髪型とかメイクとかその辺よく分からんからプロにぶん投げた感じ。

それにしてもブス(自分)の写真に1万はキツイ。
美人の写真集の方が安いのなに?

③オフィスカジュアル

その辺のブラウスor白Tシャツにジャケットとかで乗り切った。オンラインだから下はパジャマ。

めんどくさかったらスーツで全然OKだと思う。
間違いない。

⑤メイク・髪型

YouTubeで「就活 メイク」って調べたものを参考に。
触覚とか地雷ラインとか''自分の拘り''で落とされる要素を作るのはマジで勿体ない。就活の瞬間だけ社会に溶け込む意識をする。ジャッジするのは自分の親世代。

⑥オファー時の褒め言葉をスクショ

チョロいから見るだけで自己肯定感あがる。
自分のここが評価されるんだ〜っていうのもわかる。
テンプレ臭すごい企業もあるけど。

⑦ドケチな人はスーツレンタルもあり

リクルートスーツは本当に就活と内定式・入社式くらいでしか使わない。

私はその為だけに何万も払うの嫌すぎたからSUIT SELECTのスーツレンタルサービスを利用した。
レンタル時に何故か就活アドバイザー?的なコンサル人間がついてくるけど、適当に流せばOK。

服関連は、GUのパンプスと就活用カバン(中古屋)だけ買えば乗り切れる。ワイシャツは高校の時のものを使っていた。
※オフィスカジュアルのブラウスやジャケットは元々私服で持っていたもの。

⑧レスは早く

できるだけ早く返信は鉄則。
社会人、レスが早いってだけで有難がられる。
スケジュールもとっとと決めた方が選考のスピード感が上がる気がするし。


就活記録

①最終結果

説明会出席:24社
エントリー:10社

一次選考落ち:2社
サイレント祈:1社
途中選考蹴り:2社
内定:5社

②就活の軸、面接で話したことなど

就活の軸
・成長できる環境
・専門技術を磨きたい
→ほんとか?と自分でも思うけど一応これで。

強み・弱み
+:計画性・合理性
-:理屈っぽい

これ活かすならITやろって感じ。
その他ガクチカや自己PR、志望動機もIT系に必要とされる要素を自分の中から拾い集めた。
企業の雰囲気によって「自分の売り」も作った。

最初の自己紹介

「はい、○○大学○○学部○○学科の××です。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」
↑テンプレ丸暗記。初手で事故らなければ、その後のやり取りもスムーズにいくと思う。

逆質問

Twitterにいる就活のプロ(?)が垂れ流しているからそれをそのまま使う。楽させてくれてありがとう。

その他
・明るくニコニコしておけば印象良い
・オンラインならリアクションはオーバー気味でOK
・「この人となら働いてもいいな」と思わせる


オファーボックスについて

Q1.大企業からオファーくる?

きます。クソデカ商社からきました。
内定もいただきました。最後の最後まで悩みながらもお断りしたけど。

Q2.面接落ちる?

落ちます。
面接官と相性悪いな〜、会話にならんな〜、私と社風合ってないけど大丈夫?オファーし間違いました?って感じだとダメ。

ここは面接中に直感でわかるから「んーダメかも!」って思った瞬間【面接練習】の気持ちで乗り切る。場数踏むのも大事だし。

Q3.オファー承認基準は?

最初は片っ端らからOKだけど、中盤あたりからは、「ここのオファー文テンプレだな」「手当り次第感あるな」っていうのは蹴る。
あと、業界・職種違いは余程の事がない限り断る。志望動機考えなきゃいけなくなるし。


最後に

とりあえずガチのブラック企業にさえ当たらなければ大丈夫です。大手も大手でダメだし、中小も中小でダメだし、どこの業界でも「(業界名)やめとけ」って検索サジェスト出てくるのでそういうことです。

たぶん大事なのは人間関係です。
これは選べないものなのでハズレても仕方ないです。

適当に就活してもいい感じに社会人生活できているので大丈夫です。

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