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愛と覚悟の歌だった…

Abyss / Jin by BTS
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【Yet to Come】についてのnoteで、「ジンくんのアビスにいる泣いている子は13歳なのかも…」と思ったことで、Abyssを弾いてみようと思った。

初めて聴いたときはこの曲、なんて悲しい…と思っていた。

でもアレンジするために歌詞を訳し、メロディーを聞き取り、伴奏を聞き取るうちに、「ジンくん、アビスにいる泣いている自分を、とても愛しんでいるじゃないか」という気持ちになった。

そしてまた、原曲の伴奏が良いんだ…ちょっと凝ってるし、推進力がある。暗いところに向かっていくんだけど、落ちていくのじゃなくて、自分で進んでいくのを、そっといくつも手を添えて助けている感じ。具体的に言うと、4拍子の分かりやすい拍感のところと、2拍3連のシンコペーションが入れ替わりながらメロディーを作っているのが、非常に詞の心象風景を汲み取っているのよなあ…!作曲者の愛を感じた。2番でちょっと刻みがリズミカルになって、気分を少し変えようというのも、すごい愛情を感じる…「だってこれ、暗い話じゃないよね」。

そう、これは決意の話だ。

アビスに、泣いている「僕」がいるね。自分しか知らないその子を、生涯引き受ける、この先ずっと、気配を見失わない、歩み続ける、それは世界でたった一人、僕が愛しんでいる子だから。

暗い曲じゃなかった。

そういう、決意の曲だった。

ところで、うわんうわんって変な唸りが入ってない?もう、再三、調律せいよという話なんだけど、今一番、何よりもピアノが楽しくて…!ネットも楽しいしSNSも楽しいし漫画も映画もドラマも楽しいけど、簡単に楽しさを得られる代わりにすぐ渇いてしまうんだな、と、ピアノに熱中し始めてから感じている。ピアノの楽しさは、もっと地味〜〜でじわ〜〜〜と時間がかかる。毎日2時間ずつやって、1週間くらい続けてやっと、「変化したかも」と思える遅行性快楽。その代わり深いところと喜びがつながっている感じで、けっこうわくわくした感じが、最近いつも続いている。なんでだろ。今まであんまり、こうだったこと、ないかも。

とはいえ、飽きっぽいわたしが、8月に調律するまで、このピアノの情熱を維持できるのか自信はなく…。面白がっている今、思い切ってやっちゃえ!と思ってアップしてますが。すみません。

だんだん良くなっていくドキュメンタリーみたいになったら理想です。

ではまた。

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