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本と本屋の観察日記。

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本と本屋に関するつれづれ日記。 出版不況が叫ばれて20年近く経ちますが、果たしてホントはどうなのか? ヴィレ豊田による本にまつわる日々を綴っていきます。
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#本屋

第七回文学フリマ大阪出店  新作【本でつながる台湾】販売。

先日9月8日(日)、大阪市天満橋OMMビル2Fイベントホールにて開かれた文芸同人誌即売会・第七回文学フリマ大阪に出店しました! ちなみにここでは本業の自費出版制作業の出版サービスヴィレを『インディーズ出版ヴィレ』という名義に変えて出店しています。  『文学フリマ』とはいわゆる活字系同人誌・自費出版物の即売会で、2002年に東京でスタートしました。以来年々規模を拡大し、全国で展開しています。今回の大阪でも約500ブース、来場者は2000人を超えたそうです。 文学フリマ ←(リ

独立書店ラッシュとクロスする出版流通崩壊〜その1.独立書店。

本と街の本屋が滅びゆく日々が続いておよそ20年。 古書・新刊など個人が思うがままに扱う独立書店が、全国のあちこちで開業ラッシュに湧いている。今の独立書店の出店ラッシュは失われた大地というか、更地になった紙の本の再生地域である。 東京人12月号では「本屋は挑戦する」と銘打って独立書店特集を組んでいるし、SAVVY12月号でも同様だ。 日本だけではなく、台湾・香港、韓国でもこの現象が起きている。 ITの時代が当たり前になって久しい。にもかかわらず紙の本の居場所は数多く存在する。

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台北の独立書店たち2019〜その2

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2019台北書展(TIBE)視察〜3ヶ月半遅れの報告ですが。

来年も台北、そして韓国ソウルへ書店・出版事情視察に行きます。

私、出版流通ウォッチャー豊田の本業は出版サービスヴィレという自費出版の編集社で、個人で営んでいます。おもに高齢者の小説・歌集・研究書や自分史を作っています。 10年ほど前に会社勤めをしながら立ち上げた出版サービスヴィレ。 初期のテーマは「出版でアジアをつなぐ」でした。韓国や中国・台湾につながりができたため、当初はそれらを活かしたビジネス展開を考えていました。自費出版や広告の翻訳版制作なども何度か手がけました。                    しかしそれらを広げることが

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9.28-29東京本屋観察 〜オドロキ!東京では新刊オンリーの独立書店が増えている。