ビットコインしか勝たん! 第2話
※2023/12/16作
<テーマ>
時価総額の概念と運営(コイン発行元)の有無について
<場面>
暗号資産ソラナの暴騰に飛びつこうとする弟子とそれを咎める師匠
登場人物は引き続き以下の2人
小僧: 投資を最近始めた弟子(俗に言う相場の養分)
師匠:近所の投資家
小僧
「なぁ 師匠 ちょっと相談あるんだけど」
師匠
「ほぉ 相談じゃって? また どうしたんじゃ?」
小僧
「ソラナって知ってる? 最近めちゃ爆上げしてるんだけど」
師匠
「もちろん知ってるおぞ 確か今年の9月は2,500円ぐらいをウロウロしておったがそこから爆上がりで気がつけば今は10,000円を超えてきよったな で小僧よ 相談ってのは何じゃ?」
小僧
「オレ そのソラナ買おうと思ってんだよ!」
師匠
「なんじゃ 小僧 あれだけビットコインに絞れと言ったはずじゃが 早速浮気じゃな」
小僧
「いや違うんだよ ビットコインは師匠の言う通り毎日少しずつだけど オレの出来る範囲で積立購入はしてるよ で師匠にこの前言われた通りさぁ 大衆心理の数字も毎日チェックしてるよ だけどさぁ なかなか師匠の言う恐怖の極みにならないんだもん 日々退屈でさ そんな時 ソラナが暴騰してるのにオレ気づいたんだよね なんか勢いありそうだから ここからまだ上がるんじゃないかなと思って」
師匠
「なるほど 確かに今勢いはとてもあるコインじゃな だがこんなど天井で小僧は参加するつもりか?」
小僧
「いや だからさぁ 7千円あたりまで一旦下がったら買おうと思ってるんだ 師匠どう思う?」
師匠
「小僧よ まず聞くが その7千円で買いたい根拠は何じゃ?」
小僧
「えーと 今が11,000円ぐらいだから7千円はお得に見えるじゃん それにこの前師匠が教えてくれた恐怖と強欲指数ってやつだけどさぁ ソラナにはないじゃん」師匠
「なるほど 確かにそうじゃのぉ ソラナ専用の恐怖と強欲指数ってのはないんじゃ で仮に7千円で買えたとして 小僧よ どこまでの値幅を取りに行こうとしておるんじゃ?」
小僧
「えーと 10万円かな 根拠は今が1万円だからその10倍 暗号資産ってバブルになるとさぁ 10倍とか100倍とかぶち上げるコインもあるって聞くだろ?」
師匠
「なるほど では聞くがじゃ 仮に10倍になった時のソラナの時価総額はいくらになるんじゃ?」
小僧
「えっ!? 時価総額だって? そんなの考えたことなかったよ」
師匠
「このバカタレがぁ! 株と同様にじゃ 暗号資産にも時価総額があるんじゃ 今ソラナの発行枚数はいくらじゃ?」
小僧
「えーと ちょっと待ってよ 調べるからさ 確かコインマーケットキャップってところでチェックできたよね えーと 今は5億枚ぐらいだね」
師匠
「じゃあ 仮に1枚10万円になったら時価総額はいくらになるんじゃ?」
小僧
「そんなの小学生でも分かるよ 掛け算だろ 発行枚数×10万円だから えーと約50兆円」
師匠
「そうじゃ 今がその1/10じゃから約5兆円ってとこじゃな 果たして本当にそこまで行くと思うとるのか?」
小僧
「イーサリアムに追いつけ追い越せで開発陣も頑張ってるみたいだからさぁ オレ的にはワンチャンあるんじゃないかなと思ってるんだよねぇ」
師匠
「確かに ワンチャンあるかもしれぬ 丁度イーサリアムの時価総額が現在50兆円前後じゃ」
小僧
「そうだろ 何か行きそうじゃね? どう思う 師匠」
師匠
「それは分からん ワシにも未来は読めんからのぉ 小僧の言う通りそうなるかもしれんしならんかもしれん しかしじゃな ワシがソラナで懸念しておる点が2点あるんじゃよ」
小僧
「えっ!? 何だよ 教えてくれよ」
師匠
「いいじゃろ それはじゃな… 」
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