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他者からのフィードバックを効果的に受け止めるには?
今週も1週間が終わりましたね。
みなさん、1週間お疲れ様でした。
今週もキャリアニュースの中からピックアップして、
趣刊キャリアコラムをお届けします。
先週のキャリアニュース
さて、5月第4週に取り上げたテーマはこちら。
5/16「気付いてる?『会社辞めたい!』の裏に潜む本音」
5/17「週休3日でも最大効果を生み出す仕事術」
5/18「チームのコミュニケーションを変えるたった1つのこと」
5/19「睡眠は、忙しい人こそ長さではなく質にこだわれ」
5/20「自分もチームもモチベーションUPする5つの質問」
5/21「他人の無責任な一言は「心おきなくスルー」でOK!」
5/22「フル出社圧でうつ病に・・・予防するための睡眠習慣」
5月病と言われるように、仕事のモチベーションを低下させる人が多い時期。だからこそ、モチベーションに関する話題や、対策としての睡眠やスルースキルに関するニュースが並びました。
スルースキルとは、他者からのフィードバックを真剣に受け止めすぎず、時にはスルーしてもいいよ、ってことです。今回は、そのスルースキルに関連して、他者からのフィードバックとどう向き合うかについてお伝えします。
フィードバックの分類
上記マトリックスのように、フィードバックについて、内容軸(ポジティブーネガティブ)と目的軸(チームのためー本人の成長のため)で分けて整理してみました。
まず、フィードバックにはポジティブとネガティブがありますね。ここでスルースキルについて考えてみると、この軸だけではスルーすべきかどうかは決められません。
そこでもう1つの軸、目的軸を考えることが重要です。そのフィードバックはチームをよりよくするためのフィードバックなのか、本人の成長のためのフィードバックなのか。この違いを切り分けましょう。
では、1つずつ中身を見てみましょう。
①チームのため×ポジティブ→貢献認識
このフィードバックは「チームに貢献してくれてるよ」のサインです。つまり、上司や同僚が感謝を伝えてくれているということです。
このフィードバックについては、強みと捉えるよりも、いまのチームにとって自分が必要な存在なんだ、チームに貢献できているんだと捉えればOKです。
②チームのため×ネガティブ→対話する
このフィードバックは、「あなたの言動がチームに悪影響を与えている可能性がありますよ」のサインです。
人は知らず知らずのうちに、他者にマイナスの影響を与えることがあります。
例えば、「発言が多い」という言動でさえ、会議で積極的に発言することを良しとする会社ではプラスですが、個人で集中して黙々と働くような職場ではマイナスに働くかもしれません。つまり、どんな行動であっても文脈によってプラスにもマイナスにも働くということです。
では、その時にもらったフィードバックを自分の課題として改善すべきか、というとそうではありません。その課題を改善することは、いまいるチームにとっては必要なことかもしれませんが、大事なのは、自分のありたい姿にとっては必要かどうかです。
多くの場合は、メンバー間の認識に齟齬があるケースがほとんどで、お互いに対話して、お互いの行動の意図を共有するだけで解決することもありますので、まずは対話をしましょう。
③本人の成長のため、ポジティブ
このフィードバックは、「これがあなたの強みだよ」のサインです。
この時に大事なことは、謙遜せず、全面的に肯定して、強みとして認識することです。せっかくもらったフィードバックを自信に変えましょう。
④本人の成長のため、ネガティブ
このフィードバックを言ってくれる人は、きっと少数だと思いますが、本当に貴重な存在です。大事にしましょう。
常に自分に関心を持ち、自分が何をしたいかを把握してくれ、未来の実現の為のアドバイスをしてくれています。
そんなフィードバックがもらえた時には、ぜひ内省しましょう。なぜそんな課題があるのか、どうしたら改善できるのか、しっかり振り返って、改善に向けた具体的な行動改善をしていきましょう。
まとめ
キャリアニュースでは、フィードバックはプレゼントだと捉えましょう、と書きました。自分にとっては、いらないものも届きますよね。そんな時はお礼を伝えてから、その場を終えてから捨てましょう。
それを上手にできる人は、スルースキルが高いと言えるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。