おうちでつくろう _18 影と色であそぼう! シャドウシアターづくり
だんだん日差しが暖かく、春めいてきましたね。私の記憶に強く残っている光景の一つに、影を発見した娘の不思議そうな、でも嬉しそうに影を触った姿というものがあります。お日様が壁に映し出した影を見つけて教えてくれたあの瞬間はきっとずっと忘れないと思います。と、前置きが長くなりましたが、お散歩中や陽の差すお部屋で自分の影を発見し、興味をもつようになったら影絵あそびはいかがでしょう。影絵のモチーフにはこどもが大好きな生き物を選んで切り抜きます。光が透過する色紙を組み合わせるとなんともいえない幻想的な光景に。自然光が差し込む窓辺に置いて楽しもう!
対象年齢
いくつでも!(はさみが使えない、絵が描けない子どもの場合は大人がつくってあげてくださいね)
学びポイント :影ってどんな風にできるのかな?光の向きは?色は透過するかな?などを実験しながらつくってみよう。
用意するもの
・トランスパレント9色セット(光を透過する色紙)
・黒い厚紙
・トレーシングペーパー
・空き箱(写真にはうつっていません)
・棒(15cm)
・はさみ
・のり
・接着剤
・えんぴつ
・消しゴム
・カッター
・カッターマット
Step.01 生き物を切り抜いてモチーフをつくろう
モチーフ用に黒い厚紙に下絵を描き、切り抜きます。モチーフのサイズは、シャドウシアターに使う空き箱に納まるよう合わせます。厚紙がこどもの力では切り抜きにくい場合は、大人が手伝ってあげましょう。切り抜いた生き物の外枠5㎜程度を残して内側をカッターで切り抜きます。カッターで切り抜く作業は大人が行いましょう。
厚紙を切る場合、カーブや細かい部分を力任せに切るとしわがよったり、折れたりしてしまうので慎重に。
Step.02 色紙を貼ろう
枠状になった生き物の裏面にのりを塗って、色紙を貼り付けます。はみ出た色紙は、はさみで切ります。枠まで切らないようにゆっくり丁寧に切りましょう。のりはポンポンと押すようにして塗ります。前後にこすりつけるようにして動かすと、厚紙が折れたり、のりが余分についたりするので注意して。
貼りつける前に色紙にモチーフをあてて、どの色が良いかな?と色を選んだり、違う色の色紙を重ねたらどうなるかな?と光にあてて実験したりと、色選びを楽しんで。
Step.03 モチーフに棒をつけよう
影絵に棒を貼り付けます。今回はシャドウシアターの箱の上部から、モチーフを下げて遊ぶタイプにしました。2の上部の裏側に接着剤を少しつけて棒を接着し、よく乾かします。
※こどもは接着剤の容器を強く押してしまいがち。いらない紙の上で「ちょん」と言いながら何度か練習したり、あらかじめ大人がノズルの先に接着剤を少しだけだしたりしてから、こどもに渡してあげても◎。
案の定つけすぎた図です。
モチーフを写すシャドウシアターは大人がつくってあげましょう。空き箱の底を切り抜き窓をつくったらトレーシングペーパーを貼り付けます。ここでは24㎝×31.5㎝の箱を使っています。枠にデコレーションするとさらにかわいくなります。
モチーフを持って遊ぶのが難しいちいさなこどもには、大人がこどもに影絵を見せて遊びましょう。
さらに、モチーフをモビールにして窓辺に飾ってもきれい! 思い思いに影絵遊びを楽しんで下さい。