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裁判傍聴日記

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趣味で裁判所に傍聴に行っています。裁判所では日々様々な裁判が行われていますが、その中の様々な人間模様を記録していきます。
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僕が裁判を傍聴するようになった理由

 仕事柄、平日が休みになることが多いので僕はよく裁判所に傍聴に行きます。その中で印象に残った裁判をnoteにコラムとして記録していこうと思いますが、そもそもなぜ僕が裁判傍聴にハマったかということを自己紹介に代えて記したいと思います。同時に、少し興味はあるけれど、まだ傍聴をしたことがないという方に、事前の知識やルールなど少しでも参考になるような記事も書いていければと思います。 裁判傍聴との出会い  僕が裁判傍聴に初めて行ったのは確か7年ほど前になると思いますが、当時付き合って

「じ・自分はそうは思いません!!」~裁判官は自分のことをなんて呼ぶ?~

 裁判傍聴をよくする方なら知っているけれど、裁判傍聴初心者の方には耳慣れない言葉が結構ある。専門的な法律用語はもちろんだが、昔からの習慣でそうなっていたり、あえて意図してそうしていることもある。  その中でよく耳にするのが、裁判官の一人称だ。  裁判官は、裁判の最中に自分のことを「私」等の一般的な一人称で呼ぶことはほぼない。例外はあるが、ほぼすべての裁判官が自分のことを「裁判所」と言う。「裁判所から質問をします」、「裁判所はこう考えます」「裁判所はそうは思いません」等、傍聴