ファイナルファンタジーⅥ(ピクセルリマスター、PS4版)
ファイナルファンタジーのピクセルリマスター版6作品の最後、ファイナルファンタジーⅥ(PS4版)のプレイを終了しました。
FF6は1994年にスーパーファミコン用に発売されたゲームのようです。FF5から2年かけての新作だったようで、これまでのFFに比べて、作り込みがされていて、印象深い作品でした。とても面白かったです。
物語は過去の魔大戦により魔法が無くなってしまった世界が舞台です。そこに幻獣(魔法を持った獣)の力を復活させようとする帝国に対して、それを阻止しようとするリターナーという反帝国組織に加わる主人公たちが戦うというような話です。
魔法が無くなってしまった世界なのですが、魔法も召喚獣もこれでもかというほど沢山でてきます。
メンバーとなる登場人物も沢山出てきます。人間だけで無く、モーグリや雪男なども仲間になります。これまで飛空挺の技術者として登場してきたシドはFF6でも出てきますが、今回は幻獣を復活させる科学者として登場します。悪の手先ということですが、最後はそれを後悔するという役です。
ゲームの進行は、途中で2つや3つのグループに分かれてストーリーが並行して進むことなどもあり、それぞれのキャラを強くしていかなければならないような工夫もされています。
ゲームは単純な戦闘だけではなく、時間制限のある脱出や、オペラ劇でのゲームのようなもの、オークションによるアイテムの取得、コロシアムでのアイテムを掛けた戦闘、パズル的なダンジョンなど、色々な工夫が盛り込まれています。
オープニングも凝っていて、雪山を進む魔導アーマーの地平線の先に少しずつ山や街の明かりが見えてくるところなどは秀逸な出来映えです。
総勢15名くらいのメンバーが出てきますが、シナリオがうまくできていて、それぞれのキャラの過去にまつわるエピソードなどを交えることで、一人一人のキャラ立てがなされていて、ほぼ全てのキャラの印象が記憶に残るようになっています。
これまでのFFは最後のボスキャラを倒すのに苦労してきましたが、FF6はストーリーを重視しているのか、最後のボスキャラはそれほど強くない印象を受けました。
以上、途中休みの期間もありましたが、約1年かけてファイナルファンタジー(PS4版のピクセルリマスター)の初期の6作品を順番に体験してみました。
日本のRPGゲームの草分け的ゲームとして、FF1~3でホップ、FF4、5でステップ、FF6でジャンプという感じで、後の作品ほどそれまでより面白く作られており、その辺が人気が継続し続けた秘訣かと思いました。