動画編集は奥が深い

フリーランスとして何で食べていくか。
会社員ではチラシやパッケージのデザイン、WEBサイト制作、WordPress構築、システム開発と色々とやってきた。
正直もうエンジニア業はやりたくないので、チラシのデザインやWEBサイト制作でご飯を食べていきたいと考えているが、なんとなく心もとない。
お金のことを考えるとエンジニア一択だと思うが、もうプログラムはこりごり。
やったとしてもJavaScriptを触るぐらいにしておきたい。
そこで仕事の幅を広げてみようと、動画編集を学びに、思い切ってスクールに通ってみた。
当時読んでた本に「今後、文字編集者の役割を果たすのが動画編集者になっていくのではないか。動画は書籍やブログに近い存在だから」という旨のことが書いてあって、確かに動画は言いたいことを強調したり、テロップやイラストなどを挿入して観ている人にわかりやすく伝える必要がある。
そういう意味では文章を書くのが好きな私には向いているかもしれないと思った。

そんな安易な考えでスクールを受講した訳だが、四苦八苦しながら、とりあえずひと通りの編集スキルは手に入れられたと思う。
そのスクールには動画編集者が集まるコミュニティがある。
そのコミュニティ内には求人がたくさんあって、コミュニティに入会している人なら自由に応募できる。
カリキュラムを受講後に課題がひとつ出される。
見本の動画を1分間完全同じカタチに1ミリもずれないようにコピーして動画を制作する課題。
これが厄介で、最初は全く完コピができなかった。
そこで一回心が折れてしまって、放置。
9月に久々にログインしてみたら、課題動画の作り方マニュアルができており、これなら私もできるかもー！！と思い、それを見ながら作って添削に出してみたが、「添削もできないぐらい出来が悪い」と言われてしまった。
そこから指摘された所を修正して、また添削に出して、修正指示がまた来て、修正して、また添削に出しての繰り返し。
「よく見本の見てください！」「ここ違います！」と何回言われたことか。
基本的に見て覚えろスタイル。
どう違ってるとかは言ってもらえない。
そのあたりは職人系の仕事だなぁと思った。
テロップのタイミング、SE・BGMの大きさ、色調補正、気にするポイントはたくさんある。
普段私が見ている動画はこんなにも苦労されて作られているんだと思った。
また途中で心折れて放置、また復活して作業をやるを繰り返し、結局トータル3ヶ月かかって、11回目の添削で完成。
もう達成感がすごい。
思わずお祝いでピザとケーキを食べたぐらい。
優秀でセンスの良い人は数日でこの課題を完成させたと聞くけど、逆にこんなに時間かかって、添削もしっかりしてもらって、動画編集の世界は厳しい世界なんだということを知れたし、生半端な気持ちでやってはいけないことは学べたかな。
凡人は凡人のやり方があるはず。
続けていけばなにか見えてくるはず。
重箱の隅をつつくような添削してくるなぁと思ってすみません…。
1回目に提出した成果物と11回目に出した成果物と見比べたらびっくりするぐらいクオリティが全く違うし、多分この3ヶ月で成長はしたはず。
本当は課題と平行で営業活動もしてくださいとスクールからの指示はあったけど、どうしも課題が完成してから営業をやりたくて、ここまでかかった。
これから営業をバリバリかけてくぞー！！という感じ。
実案件はどんな感じだろうか。

もちろんWEB制作もチラシ制作もやっていくつもり。
色々選択肢があったほうが、どうにかなる可能性は高まるかなぁという考えである。
これからが大変だぞと自分に言い聞かせながら、とりあえずお疲れ様と自分を褒めてあげたい。