本の要約動画に助けられる
前に「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の本についての感想を書いた。
書いてみたが、やっぱり私の中ではあまりしっくりとこない本だった。
その本の要約動画を観る機会があって、思わず「そうだよねぇ!!」と動画を観ながらふんふんと頷いてしまった。
「フェルミ漫画大学」という本の要約をするYouTube番組。
まずは「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」のタイトルが回収されるまで長いということ。
実際読んでいて結論までたどり着くの長いな…と思っていたが、それこそこの本でいう「ノイズ」として捉えているということに気づかされた。
早く結論が欲しいと思う読者に対して、なかなか理由を教えてくれない。
「ノイズ」を与えて、実際に「ノイズ」を体験させている。
まんまとこの本の作戦にハマってるやん!私!
しかもこの要約動画さえ倍速で観てる自分がいた(笑)
めっちゃタイパを気にしてるやん。
この本を読んだ結論がフェルミ漫画大学と私も同じ結論だったことがまた面白い。
「半身で働く」って著者と同じように独立するしかないやん!と思ったことが同じだった。
なかなか「半身で働け」「余暇を作れ」と言われても今の日本でそれが実現できるひとが何人いるか。
再現性があまりない答えだなぁと思っていたところに、結論は「会社員を辞めて独立しろ」になるよなぁという感じ。
読書の歴史とか面白かったが、なんとなくいまいち結論がピンとこなかった本が、要約動画を観てすっきりした感じ。
結局私も分かりやすくて明確な結論が欲しかっただけ。
難しいことを簡単に説明してくれる人を求めてしまっている。
だから本の要約とかが流行るのだろうね。
これもひとつの現代病な感じがした。
これから「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読もうとしている人はそのまま読んだ方がいいが、ちょっと気になっているが読む時間がない人は、この要約動画をおすすめする。
でも個人的には本を読んだ上でこの動画を観てほしい。