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デジタル化といえば音楽

「デジタルで変わったこと」というお題でパッと思いついたのが音楽。
子どもの頃から音楽を聴く媒体としてカセットテープ→MD→iPod→サブスク(アレクサ・スマホ)に変わった。

小さい頃はカセットテープとラジカセを片手にテレビの前に陣取り、好きなアニメのOPやEDを録音していた。
自分オリジナルのアニメ音楽集。
録音中は雑音や声が入るので、その間は家族みんなに静かにしてもらって録音していた記憶がある。
途中からテレビとラジカセを繋ぐ線を買ってもらって、それを使って録音していた。
CDを買う文化やレンタルショップで借りる文化が家になかったので、必然とこの方法で音楽を手にしていた。
カセットテープも懐かしい。
最初の部分には録音されないから少し巻いてから録音しないといけないし、A面・B面があるから途中で切れちゃってひっくり返さないといけない。
曲の間に空白の時間を入れたり、間違って上書きで録音したり。
確かカセットテープのツメを折ったら上書きできなかった気がする。
ツメを折り間違えてセロハンテープを貼って、復活させたり。
面倒だったけど今思えば良い思い出である。
テレビの音楽を録音するのでテレビサイズでしか聞けなくて、フルサイズの音楽を知らなかった。
それはそれで味があって良かったような気がする。

小学校6年生ぐらいのときに友達の家にMDコンポが導入された。
それを見た私はあまりにも便利さに感動してしまって、親にねだって同じようなMDコンポを買ってもらった。
その頃からTSUTAYAを利用することが増えたので、好きなアニメのCDをせっせと借りに行っていた。
母もカセットテープ派だったが、MDの便利さと素晴らしさをプレゼンしてハマらせ、CDを借りるお金を母から貰っていた私のずるい記憶も残っている。
カセットテープと違い、CDとMDをコンポにいれて、スイッチ一つで録音・削除ができたのでお手軽。
あっという間に私のMDコレクションは増えていった。

大学生のときにMDコンポが壊れてしまい、そこからはiPodを使っていた。
この頃の記憶があまりないが、パソコンに音楽を取り込んでiPodにせっせと音楽を送っていた記憶がある。
便利だったが、大学を卒業する頃には音楽を全く聴かなくなっていたので、使った時期としては短かった。

社会人になって数年後は音楽サブスクを契約してスマホやアレクサで音楽を再生して楽しむようになった。
「アレクサ、〇〇を再生して」とお願いするだけでお手軽に音楽が流れる。
一度使ってしまえば、もうその便利さに抜け出せない。
CDを借りて、CDを買って、PCに取り込んで、聴く媒体に送らなくて良い。
しかも今は大抵の音楽はサブスクに登録されている。
便利な世の中になったなぁという感じ。
たまにサブスク解禁されてない歌手がいるが、それはそれで仕方ない。

こんな感じの音楽遍歴。
聴いている音楽についてはやっぱりアニメの曲が多いので子どもの頃から聴く曲は全く変わってないが、聴く媒体は変わってきた。
月額料金を払えばこんなに多種多様な音楽を聴けて、お得な良い体験をさせてもらっている。
ただお手軽に聴ける分、一曲に対する重い思いはなくなり、軽くなったような気がする。
子どもの頃みたいに、大好きな一曲を繰り返し何度も聴くことはなくなった。
少しそれは寂しい。

そんなこと言っても、やっぱり便利なものは便利なので、このままサブスクで音楽を聴くだろう。
CDは再生機器を持ってないから、もうおそらくは買わない。
アーティストの方を応援するならCDを買った方が良いことは分かっているが、再生できないCDを買ってもなぁ…という感じ。
たまに特典が豪華なCDを買いたくなるが、やっぱり悩んだ末に買わない。
当分はこのままサブスクで音楽を聴き続けるだろう。
聴いた分、ちょっとはアーティストさんの懐に入れば良いなぁ。

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まい
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