雑記①スローシャッターのススメ
最近ハマっているのがスローシャッターでの撮影。
スローシャッター(低速シャッター)とは、具体的には水流(滝や川など)がピタッと止まった写真ではなく、数秒間の変化を一枚の写真に記録するような手法である。
三脚とレリーズなどがほぼほぼ必要となる。
※手ブレの影響をもろに受けるため、固定および遠隔操作が必要。シャッターはカメラ機能でタイマーを設定する手もある(集合写真を撮るときにやるようなやつ)
スローシャッターで撮影すると、こんな感じで霞みがかったような、流れるような動きを演出できる。
またスローシャッターは様々な場面で活躍できる。
花火の光の軌跡を記録したり、下記のように天の川や星空を撮るときに役立つ。
※15~30秒程度の撮影
スローシャッターの方法は二つあり、マニュアルやシャッタースピード優先のモードで撮影時間(上限30秒)を決定する。この時間の長短で演出は変わってくる。
※短いほど被写体の動きを止めて撮れるが、露光時間が短くなるのでisoやf値を調整する必要がある。長い場合はその逆の調整が必要となる。
もう一つはバルブモードで、レリーズなどを使用し、ボタンを押している間シャッターを開けておくことができる。カメラの機能によっては時間を任意に設定し、その時間分撮影することもできたりする。
花火の撮影ではよくバルブモードが使用される。ボタンを押している間撮影ができるので、発射→爆散→光跡の一連の流れを記録できる。
またこれは夜景や暗所の撮影に限ったことではなく、日中の撮影にも活用できる。
※その場合NDフィルターなどが必要になってくる。
上は日中に1~3秒ほどスローシャッターを切ったもの。
夕方10秒ほどスローシャッターを切ったもの。波の様子が前者はディティールを留めているが、後者では霞っぽくなっている。
ただ日中の撮影で1秒以上の撮影となると、光量が多くて真っ白な写真になってしまうリスクがある。
下記のようなカメラレンズにつけるサングラスのようなものがあり、NDフィルターを使って光量を抑え撮影時間を稼ぐことができる。
またこのNDフィルター、下記のように夜景でも使用可能である。
車のライトの光跡を写したいため、スローシャッターを切るのだが、建物の明かりが飽和状態になって白く潰れてしまうリスクがある。
そのためNDフィルターで受光量を調整し、スローシャッターでの撮影を実現している。
スローシャッターはただ漫然とシャッターを切るよりも面白い写真が撮れるので、いろいろな秒数で風景や被写体がどう変わるか試してみて、好みを見つけてみることをお勧めする。
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