星景写真の撮り方 〜固定撮影〜
◆星景写真とは
「星空のある風景写真」のことになります。
これに対して星空だけの写真を星野写真と呼びます。
下記のようなのが星景写真。
下記のようなのが星野写真になります。
さらに月や太陽を入れた写真も含めると、「天体写真」というジャンルで一括りになるかなと思います。
今回は星景写真の撮り方について紹介したいと思います。
◆星景写真の種類
星景写真にはいくつかのテクニックがあります。
①スタンダードな一枚撮り
②複数枚撮影して合成(PCによる編集前提)
③長時間撮影して星の軌跡を表現。
①②については固定撮影と、赤道儀による追尾撮影もありますが、追尾撮影は別の機会に触れたいと思います。
③は下記のようになります。
◆星景写真の撮り方
というわけで星景写真の撮り方を紹介したいと思います。
まず必要なもの。
・デジカメ(コンデジならスローシャッター対応してるもの)
・レリーズ(なければタイマーで撮影)
・三脚
上記が絶対的に必要なものになります。
この3点さえあれば星景写真は撮れます。
次にカメラ側の設定で、
・RAWで撮影(PCで編集しないならjpegでも可)
・iso1600~6400
・F値開放(F2.8前後が好ましい)
・シャッター速度15~30秒
上記の設定あたりで調整しますが、レンズの焦点距離やF値の制約を受けます。
14~24mm当たりの広角レンズが好まれます。
とりあえずその辺の設定で撮ったのが下記になります。
シャッター速度17mm、F値3.2、iso6400で撮影したのをLightroomで現像。
レンズフィルターにケンコーのソフトフィルターと光害カットもつけてます。
ちなみに撮って出しは下記のような感じ。
撮るときは天の川部分がちゃんと写ってるか意識すると良いです。そのためには恐れずにisoをぶち上げることです。
ちなみにゴリゴリに編集すると下記のようになります。
固定2枚+追尾4枚をコンポジット合成した、いわゆる「新星景」と呼ばれる手法です。一番ノイズ処理がキレイで合成も楽だったりします。
次回は②編集ということで、星景写真の編集方法を紹介したいと思います。
結論としましては、F値の明るい広角レンズで15~30秒ぐらいで撮れば天の川は撮れるよってことになります。
レンズや機材の紹介も追ってやっていきたいなと思います。