2018年ビーチサッカーのまとめ
JFA主催、JBSF主催・共催している大会などを中心に今年のビーチサッカーの出来事を振り返ってみました。
2月
ビーチサッカー日本代表:ラモス瑠偉監督と牧野真二コーチの就任
2017年8月に前任のマルセロメンデス氏が退任して以来の新体制の発表。監督は2013年以来の3度目の就任となるラモス瑠偉監督、コーチには選手としてワールドカップを7度経験している牧野真二コーチが就任しました。
ラモス監督のコメント
何らかの形でもう一回、ビーチサッカーを盛り上げるためにも監督をやりたいと思いました。何よりも若い選手たちへどのような環境をつくっていけるか、ビーチサッカーに興味を持ってもらえるかが僕の仕事。牧野コーチと若い選手を育てて、アジア予選を勝ち抜いていきたい。(中略)選手たちには日の丸を付けるプライドを持ってプレーしてほしい。日の丸を背負って戦うことがどれだけ名誉なことなのかを若い選手に伝えたいと思います。
3月
北谷ビーチサッカーフェスタ2018
2017年まで10年間続いていたビーチサッカーシーズンを幕開けを告げる大会の金武町杯が終了、その代りを担うように北谷町のアラハビーチで新しい大会が幕を開けました。昨年は活動休止していた東京レキオスBSが復活、見事優勝を収めています。
ビーチサッカー日本代表候補 トレーニングキャンプ(3/19~3/22@沖縄)
ビーチサッカー日本代表に再びラモス監督が就任してから、はじめての代表候補トレーニングキャンプが沖縄のトロピカルビーチで行われました。
5月
神戸電機産業カップBEACH SOCCER AKASHI FESTA 2018
兵庫県明石市の大蔵海岸で行われた本大会は、全国屈指の強豪ぞろいとなりました。東京レキオスBSメンバーが中心となった地域ビーチサッカーリーグ選抜や韓国から参戦したチームもあり話題を呼びました。大会は東京ヴェルディBSが決勝でドルソーレ北九州に勝利し優勝を飾りました。
大会にはラモス監督も視察に来ており、大会の合間には選手をピックアップしクリニックが開催されていました。
大会やクリニックの写真:Instagram
大会結果:公式HPより
6月
MUNDIALITO ALMADA 2018
ビーチサッカー日本代表が今年初の国際大会となったポルトガル遠征。スペインとポルトガルに敗れたがメキシコには勝利し3位で大会を終えました。強豪ポルトガル戦では勝てそうな感じでしたが延長戦までもつれ惜敗という結果でした。
この大会で後藤崇介選手が6得点で大会得点王を獲得しました。得点王トロフィーは日本サッカーミュージアムに展示されています。
串山早希選手の海外初挑戦
ドルソーレ北九州レディースの串山早希選手がポーランドのグレムビーチに期限付き移籍。EURO WINNERS CUPに出場を果たしオーバーヘッドでゴールを決めるなど活躍。しかしチームはベスト8で敗れ、最終順位は5位で大会を後にしています。
7月
国際親善試合 vs イングランド代表
サッカーだとイングランド代表は強豪ですが、ビーチサッカーではそこまで強くなく日本のほうが格上となります。ただ近年ビーチサッカーに力を入れ始めたチームで、ビーチサッカーを盛り上げようとしている国だそうです。
試合は2試合開催されました。どちらの試合もイングランドに先行を許す展開となりましたが逆転で勝利をしております。
8月
バラトン ビーチサッカー カップ 2018
ハンガリーにある中央ヨーロッパ最大の湖・バラトン湖畔で開催されるバラトンビーチサッカーカップ2018に出場。アメリカ、チェコ、ハンガリーと対戦し2勝1敗の準優勝で大会を終えています。最終戦で5ゴールを挙げた大場選手が合計6ゴールで大会得点王を獲得しています。
9月
HEKINANカップ2018
愛知県碧南市にできたナイター照明設備完備のビーチコートを記念して開催された大会。同時に女子の交流戦も開催されています。大会は決勝でBSC明石アレイアを下したアヴェルダージ熊本BSが優勝しています。
第4回Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ
今年は山口県岩国市の潮風公園みなとオアシスゆうビーチで開催されました。準決勝ではヴィアティン三重BSを延長の末に勝利し、決勝で東京レキオスBSを撃破した東京ヴェルディBSが大会2連覇を達成しました。
大会の様子:ブログにまとめています。
大会の写真:Instagram
10月
JFA 第13回全日本ビーチサッカー大会
沖縄県宜野湾市のトロピカルビーチで開催された本大会。大会前に東京ヴェルディBSがスペイン代表のエースのローレンス ゴメス レオンの加入を発表するビッグニュースもありました。
大会は王者の東京ヴェルディBSが準々決勝でアヴェルダージ熊本に苦しみながらもPKで勝利、決勝ではドルソーレ北九州に先行される試合展開でしたがローレンスの活躍により逆転勝利を収め優勝。2年連続で地域CSと全日を制覇する偉業を成し遂げました。
大会の様子:ブログにまとめています。
大会の写真:Instagram
大会結果:公式HPより
第1回ビーチサッカーサバイバルカップ in 九十九里町
千葉県九十九里町の片貝中央海岸で開催されたこの大会は2日間で最大6試合、全ての試合3ピリオドと鍛えられた選手たちでもタフな大会。そんなタフな大会を制したのは第1回大会キラーとも呼び声が高いアヴェルダージ熊本BS。
11月
ビーチサッカー日本代表 UAE遠征(10/28 - 11/8)
来年のワールドカップアジア予選を見据え本格的にチーム作りの段階に入ってきているという遠征となりました。今回の遠征ではUAE、ロシア、タヒチ、オマーンという強豪国との国際親善試合を行っています。UAEとオマーンでは接戦を制していますが、選手コメントを見るとアジア予選に向けてみんな厳し目なコメントでした。
茂怜羅オズ選手が年間ベスト5に選出
茂怜羅オズ選手は2014年、2015年、2016年にも受賞しており、今回が4回目の受賞になります。今年も国内では地域CSと全日の2冠を達成したり、ポルトガルではブラガの一員としてポルトガルリーグ優勝に貢献したことをはじめ、イスラエルやロシアのクラブにも参加するなど数多く活躍をしてきました。
ちなみに年間最優秀選手には全日で東京ヴェルディBSの一員として大活躍したローレンスが選ばれており、2018年世界No.1選手を日本で見れたことに驚きがありました。
12月
第2回ビーチサッカー沖縄カップ supported by Mr.KINJO
この大会はソーマプライア沖縄が主催する大会で、トップカテゴリでは優勝賞金が30万円とビーチサッカーの大会の中ではトップクラスの優勝賞金をかけた大会です。最後は劇的なゴールによりドルソーレ北九州が東京レキオスBSに地域CSの雪辱を果たし優勝を飾っています。
簡単にまとめましたが、いかがだったでしょうか?
今年も国内は東京ヴェルディBSが強かった!に尽きます。こうなってくると、どこのチームがヴェルディを連勝記録をストップさせるのか、それもと来年も突き抜けるのか、来年の楽しみの一つになりますね。
ビーチサッカー日本代表については来年の3月にワールドカップ予選も兼ねたAFCビーチサッカー選手権を控えています。ベテラン、新戦力、ラモス監督がどのようなメンバーで挑んでいくのかにも注目しましょう!
ということで、選手のみなさん、関係者のみなさん、各チームを応援しているビーチサッカーファンのみなさん、2018年もおつかれさまでした!
また、どこかのビーチで🏖⚽️