【NYY】DominguezとWellsがMLB昇格!?【Short】
日本時間8/30にてJosh Donaldsonのリリース,Harrison Baderのウェーブが報じられると,それに伴って9月1日からのアクティブロスター枠拡大でAustin WellsとJasson DominguezがMLB昇格を果たすのでは…?といった噂がにわかに見られるように。
そして本日,中南米にパイプをもつインサイダー・Héctor Gómezが,「Dominguezが自身の母に金曜日のMLBデビューに立ち会うように連絡したようだ」との一報を報じたのです。
その後,Jeff PassanやYESネットワークのJack Curryらも9/1でのDominguez,そしてWellsの昇格見込みを報じ,彼らのMLBデビューが決定的となっています。それぞれのプロ入り経緯や入団後の経過は昨年,noteにまとめてあるので下記からご覧ください。
Dominguezは今年2月7日で20歳を迎えた超有望株で,先週火曜日に3A昇格を果たしたばかり。Ethan Salasが2Aへのスピード昇格を決めた際には「J-DOMでも時間掛けて上がってるんやし焦るなや!」とツイートしていたので面目丸つぶれです。ただ,NYYの歴代プロスペクトに倣えば,Derek Jeterが20歳337日,Mickey Mantleが19歳179日,Joe DiMaggioが21歳160日,Lou Gehrigが19歳361日と,J-DOM(20歳207日)がレジェンドのデビュー年齢となんら遜色がないことが分かります。
3Aの9試合において打率.419(31-13) 3三振 6四球 OPS1.095と絶好調であり,そもそも7月以降でも打率.346 OPS.922 K%=20.0 BB%=11.1とホットストロークを長期間継続しています。明らかに早期な昇格ではありますが,幸い成績は伴っています。(とはいえ,3Aでの安打はゴロヒットも多くバビってるとはいえる)
個人的にはJ-DOMのアプローチはMLBでもそこそこ通用するのではと予想。デビュー戦以後数試合でどの程度空振りを喫するかに注目したいと思います。問題はどこを守るのか・・やね。
そしてAustin Wellsは新型コロナ禍にてドラフト1巡目指名を受けた打撃型キャッチャーであり,現在24歳を迎えたばかり。毎年のように怪我をしながらプロ入り3年目にしてMLBデビューを果たすことになります。
今季は3A昇格後の32試合で,打率.254 5HR OPS.801 K%=23.4 BB%=10.6 104wRC+とまずまずの成績を残しており,J-DOMほどのサプライズ感はありません。一方,カレッジ時代から付きまとう捕手守備能力は今季も障壁となっており,3Aでの盗塁阻止率は.048(21-1)と壊滅的。昨季春からフレーミングを改善したことで評価を上げてきたWellsですが,盗塁企画の増加や機械審判の導入といった潮流を見ると捕手としての道は・・。(それもあって,個人的にはずっとCarlos Narvaez昇格を期待していた)
とはいえ,呪われたレベルでJudge以降のドラフティが軒並み不発のNYYにおいて,Clarke Schmidt(2017)やAnthony Volpe(2019),そしてWellsといった1巡目指名の選手がポツポツとデビューを果たしていることは喜ぶべきことでしょう。
これにより,現地9/1(金)のアストロズ戦においては
C Austin Wells 24歳
3B Oswald Peraza 23歳
SS Anthony Volpe 22歳
LF Everson Pereira 22歳
CF Jasson Dominguez 20歳
といったような若手厨大興奮のラインナップが予想されています。私もめちゃくちゃ嬉しいんですが,自分の中の悪魔が,耳元で「これ,贅沢税ラインを大幅に超過したチームのロスターなんですよ(ニチャア)」とほくそ笑んでくるんですよね。相手投手がKate Uptonの旦那らしいので何個三振かますのかが今から楽しみ。
また,WellsとDominguezは今オフにルール5イリジブルとなる予定でしたが,ここでロスター入りが確定。シーズン終了まで1ヶ月の中,無為にオプションを使って3A降格させることはないのかなと思います。
レイズのLoweにはボロっクソ言われたヤンキースですが,来年少しでも反撃できるように頑張って欲しいですね。今季は野手の昇格ばかりが取り沙汰されていますが,恐らく来年にはThorpeやHamptonといった新進気鋭な先発プロスペクトが来年同時期のヤンカスを興奮させてくれるのではと期待してます。
Judge流失を望んでいた非国民が↑におるわね。
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