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引くくらい寄生虫のお話

まだまだ残暑の残る8月末、僕はついに前から気になっていた作家さんの作品を楽天ブックスで、楽天ポイントを駆使して購入したのだった。この気になっていた作家さんと言うのが、北里紗月先生。

なぜ気になっていたかと言うと、一方的にフォローしていた先生のつぶやきをいいね👍していたら、なんと!!驚くべきことに!!フォロバされたのであるッ!!!!まさか返ってくるとも思ってないフォローが返ってきたので、我超絶歓喜。すぐに先生の作品を読み漁る事を決意したのだった。(はい単純でーす😅)

決意してすぐ二日後くらいには本屋に行ったものの、残念ながらその本屋では、取り寄せるしかなく…。取り寄せまでするのは流石に少し気が重かったので、とりあえずその時は購入を保留にした。

当時少し仕事が忙しかったのもあり、さすがに読む時間もないからもう少し待つか、と思っていたのだが夏休み中に読んだ先日の記事の『よるのふくらみ』で一気に読書熱が覚醒し、楽天ブックスで購入する事にしたのだった。


北里先生の作品は2つ購入したのだが、今日はそのうちの一つについて感想を書いて行こうと思います。


清らかな、世界の果てで


北里沙月先生の初読了作品は、実にコミカル且つスピーディで、とても読み易かった。

先ず、率直な感想としてこの作品は医療従事者であればより一層面白い事は間違いない。

僕はただの柔整師だけど、読み進めていくにつれて作中に出てくる寄生虫症の説明やら血液検査、細胞診等の専門用語が多いこと多いこと笑

あー、そう言えばコレってこうだったっけ、と思わず部屋の奥に閉まってある公衆衛生学・病理学の教科書を引っ張り出してしまいそうになりました笑

何ならこの小説は最早、寄生虫症とは一体なんなのか。をミステリ小説を通して説明してくれているいわばガイドブックと言っても過言ではありません😂

まず、謎解きをする対象の事件がもうゴリゴリの寄生虫感染症絡みで、初手から公衆衛生学の教科書を引っ張り出したくなる衝動に駆られます😇

しかも作中の例えや説明が非常に面白い。読み進めていけばいくほど寄生虫についてもっと知りたくなります笑。そしてこの寄生虫関連の事件に登場人物達のキャラクターが乗っかり、一味違うミステリ小説としての面白さが味わえます。

北里先生もTwitterで仰っていましたが、もうまさしく北里先生の変態的な寄生虫愛が詰まった作品と言えるでしょう笑😭

もう文章からひしひしと伝わってきます。ああこの人寄生虫好きなんだな、と笑


多分誰しもが一つは持っている、アレについて話し始めるともう止まらなくなっちゃうやつです。僕の場合は🍮と爬虫類ですかね。誰か一緒に語りましょう笑


ともかくこの作品は寄生虫について深ーーーーく知れるし、ミステリとしての展開も一般的なミステリ作品とは少し趣が違って非常に面白かったです。


特に医療従事者そして動物(生物?笑)好きにはオススメの作品です😊

それではまた!あでゅー♪



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