Living roots bridges
インド・メガラヤ州にある橋「Living roots bridges」
インドは国土が日本の9倍で主要公用語は15言語もあるなど、世界でもまれを見る多様性に富んだ国だ。インドは4回行ったことがあるが、このメガラヤ州は初めて訪れた。北東部に位置し、紅茶で有名なダージリンやアッサムなどとも近い。
特筆すべきはその降水量。なんと1万mm。日本が1,600〜1,800mmだからおよそ6倍ほどだ。ずっと霧っぽい気候、そんな場所だ。
霧雨が続く中、ノングリアット村という小さな村に向かった。
とある橋に出会うために。
根っこで作られた橋
昔、この村に住む人々は困っていた。川を渡るために橋を作っても毎年起こる洪水で何度も橋が壊れてしまうからだ。
そして、考えた。雨にも負けない丈夫な橋が作れないかと。
ゴムの木の根っこを伸ばし続けたら対岸に届き、頑丈な橋となるのではないかと。
その結果、完成したのがこの橋。
村の人々はゴムの木を対岸に向けて伸ばし続けて30年。
遂に自然の橋を完成させた。
人間は自然と共生している。
そう思わざるを得ない芸術。
「living roots bridge(生きている橋)」またの名を「double decker」。
今もなお生き続けるこの橋は村の人々の重要なインフラとなっている。
橋渡し役と場作りと
最近、よく感じる。人と人の橋渡し役が好きだと。
紹介した当人同士が意気投合してたり、面白いアクションにつながっていたりするととても嬉しい。
ワクワクしている人達に囲まれているのが楽しいし、好きなんだと思う。
みんなが楽しめる場作りがしたい。