コーヒーとは
引用にもあるようにコーヒーとは、
実のなる木の、さらにその豆を、焼いて、砕いて、水分をかけて、やっとできるという手の込んだ飲み物です。
コーヒーノキはこんなに美味しそうな真っ赤な実を生らすのに、私たちはその豆から抽出した濃い茶色い飲み物を飲んでいます。不思議でしょう?
さて、では私たちがいつも飲むおなじみの茶色い液体は、どのようにして成り立っているのでしょうか。ざっくりと、
農園でコーヒーノキを育てる
実を収穫する
精製所で実と豆の処理・加工を行う
商社に輸出される
ロースター(焙煎所)が生豆を買う・焙煎加工を行う
コーヒーショップ(カフェ)で焙煎豆は砕かれ、抽出され、消費者の元へ届く
このような感じでしょうか。
缶コーヒー等の商業用とロースター/カフェとでまた流通は違ってきますが、いわゆるコーヒースタンド・ロースター・カフェでコーヒーを飲む場合はこのような流れになっています。
この6工程を経て、実際飲める一杯のコーヒーになるまでは、
栽培から収穫するまで約3〜4年
精製処理・加工で約1ヶ月
輸出するまでの期間は収穫から約3〜6ヶ月以内(*)
ロースターの手元に生豆が届くまでは数ヶ月〜1年以内(ニュークロップ〜カレントクロップ)
すぐにロースターが焙煎する場合お店に出るまで最短3日〜1週間
ということで合計少なくとも豆から消費者に渡るまで(from Seeds to Cups)で最短でも約3年半以上かかっているということになります。(加工の方法や輸出輸入の方法によっても違ったり、また情報がクリアでない部分もありますのであくまで目安としてお考えください。)
こうしてざっとでも計算してみると、たくさんの人の手を渡り、思いが乗せられてコーヒー一杯は消費者に届いたものであるということがよくわかりますね、、
私はバリスタとしてその流通の最終過程を担ってるわけなので、その思いを少しでも伝えていけたらと思います。
相場千咲
<引用・参考元>