デルタープレスをメニューに追加したい。
最近シテンコーヒーでは、ペーパードリップに加えて「デルターコーヒープレス」をメニューに追加します。
デルターコーヒープレスって見たことありますか?見た目はこのようにエアロプレスのような形をしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1643674881259-lj50T6TuJ6.jpg?width=1200)
この透明でお湯が下に抜けていくのが見えるデザインが、綺麗でかっこいいなあと思います。そんなデルタープレス、一体何者なのでしょう。
デルタープレスって何が特別なの?
デルタープレスは、噴射式もしくは注入式抽出(Injection Brewing)を用いたコーヒー器具です。これは、浸漬式(フレンチプレスなど)や透過式(ペーパーフィルタードリップなど)またそのハイブリッド(エアロプレス)とは違った原理を用いた抽出方法なのです。
ではその他とは違う抽出原理はどの様に再現されているかというと、、
この部品、JET-SEAL。
![](https://assets.st-note.com/img/1643678575946-A8iPG9d6LI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1643676715895-KvRf5YEXci.png?width=1200)
この部品は、デルタープレスの特徴であるお湯とコーヒー豆を分けてセットするためにあるものです。
お湯
↓
JET-SEAL
↓
コーヒー豆
の順番でセットされ、下から上への逆流が起こらないような仕組みになっており、圧力によってお湯がジェットシールを突き抜けてコーヒー豆を通り抽出されるのです。
この仕組みにより、ドリップ時に起こる必要のない攪拌を防ぎ、雑味のないよりクリーンなコーヒーを淹れることができます。
また一般に、透過式であるペーパーフィルタードリップ等は再現度が低いと言われていますが、その淹れる人によって出てしまう再現度を一定にできるという点でも、このデルタープレスは優れていると言えます。
じゃあ実際味はどうなの?
コーヒー豆にサッと潜らして抽出できることから、浅煎り〜中煎りの豆を使うと酸味が際立って美味しく淹れられます。
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味という点ではフィルターが2種類使えるというところもポイントです。
付属の金属フィルターだけを使うと、油分のあるフレンチプレスっぽいコーヒーが抽出ができます。一方で、エアロプレスのペーパーフィルターを合わせて使うこともでき、そうすると今度はペーパーフィルタードリップに近づきます。
両者の良さを兼ね揃えているという感じがあり、コクとクリーンな酸味の良いとこどりができてしまうのです。
そんなデルタープレス、ぜひシテンコーヒーで試してみてください!
相場千咲