エコ検定を受けてみた
2022年の4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行されます。簡単にいうと使い捨てプラスチックが原則禁止・有料化となる法律です。
2021年7月にはレジ袋が有料化となりました(利用量8割減とかなり効果があったようです)。今回は国によるプラスチックゴミ削減施策の第2弾という位置づけです。具体的な対象アイテムはプラスチック製のストロー・スプーン・フォーク・ナイフ。ホテルでは、歯ブラシ、カミソリ・髭剃りなどです。
飲食店に勤務している身としては他人事ではありません。昨年から紙製のストローが導入されていますがすぐにへたると評判はあまりよくないようです。ヨーグルトやアイスなどを食べる際のスプーンの替わりとなるものも考えなければいけません。子供のころは木製のスプーンでカップアイスをたべていたことも思い出します。
そこで、現在の地球環境や正確な知識などを身に着けようと、1月から1か月ほど勉強してエコ検定(環境社会検定試験)を受けました。コロナ渦で受験の形式も大きく変わっていました。
2年前にニュース検定2級を受験したときは、一般的な学校のテストと同じ形式でした。とある大学の講義室にみんなで着席し試験監督の合図とともにスタートしマークシートを塗りつぶして提出。数週間後に結果が届くというものです。
今回は密になる状態を回避するため、CBT試験という形式で受験することになりました。試験期間のだいたい2週間の中で1時間刻みにある都合の良い時間と試験会場を指定してテストを受けることになります。受付で説明を受け、カギをもらいロッカーに荷物を全部入れます(財布だけもっててよいけどスマホはNG /カンニング禁止のため)。PCがずらっと並んだ部屋に入り個室のような仕切り版がある席でマウスとキーボードだけで問題を解いていきます。開始するとタイマーがカウントダウンしはじめ、タイマーが終了するか、試験終了ボタンを押すとテストが終了します。
驚いたのは試験監督がいないこと。監視カメラか何かで部屋の様子を見ているのかなと思います。テストを受ける人数も時間もまばらで数十分ごとに誰かが入ってきたり出ていったりという感じです。自分はちょっと早く試験会場に到着したのですが、試験時間よりも早く受験させてもらうことができました。
さらに驚いたのは、結果が即時発表ということです。試験終了ボタンを押した瞬間に点数が画面に出ます。91点で無事合格できました。しかし点数しか見ることができず、どの問題が合っていたか間違っていたかという復習はできませんでした。それを公表してしまうと、同じ問題を別の日に受ける人たちに漏洩するリスクがあるからだと思います。
また自宅で受験するIBT試験というものもあるようです。自宅のPCがそれなりのスペックでカメラやマイクも用意する必要があるようです。こちらは7月と12月だけで自宅に環境を用意することができなかったので今回はやりませんでした。
勉強する中で心に残った文言は、「Think global, Act local」。世界のことを考えて身近なできることから始めようというものです。昨年からいつもカバンに折り畳んだマイバッグを入れて買い物するようになりました。マイストローやマイスプーンという習慣は難しいと思うけれど、できるだけ利用しない生活を心がけようと思います。
最後に、1992年各国の首脳が集まって環境問題が大きくとりあげられたリオサミットでの子供の伝説のスピーチ。何度見てもスゴイです↓
また、こちらはウミガメがプラスチックストローで苦しんでいる姿を映像に撮り、当時かなりセンセーションを巻き起こし一気にプラスチック削減へと世論が動いたきっかけの動画です↓