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#64 - Kiss From A Rose (キス・フロム・ア・ローズ) - 【 Dan Vasc を聴こう】

映画『バットマン フォーエヴァー』(1995 年) の挿入歌となった、イギリス人ソウルシンガー  Seal  (シール) が歌う今回の曲に、私は初めて聴いた瞬間から心をがっつり掴まれた。

Dan Vasc  (ダン・ヴァスク) はこれを、2014 年8月と 2021 年7月の2回カバーしている。

それぞれのテイストの違いもあり、どちらも甲乙つけがたいほどすばらしい作品となっている。


🔵 2014 年バージョン

24 歳のダンの、オリジナルに沿った情感あふれる繊細な歌声は、何とも言えない美しさで心に染み入る。

#1・ #36・#38 でお伝えした通り、この頃はひどいうつ病に苦しんでいた。

だが、歌い終わった後もそのまま動画を見ていると、そんなときでも抑えきれない彼の茶目っ気が "顔を覗かせる" 。




🔵 2021 年バージョン

メタルアレンジを加えたこちらは、お馴染みの  VictorTheGuitarNerd  (ヴィクター・ザ・ギター・ナード) (#12 へ) がインストルメンタルを担当。

そして、ダンと同じくブラジル人 YouTube シンガーの  Violet Orlandi  (ヴァイオレット・オーランディ) とのデュエットとなっている。

#62 をご覧になった方は、彼女の名前に聞き覚えがあるだろう。

現在 124 万人の登録者数を有する彼女のチャンネルから来たファンは、
「ヴァイオレットほどの
"powerhouse"  (迫力ある歌声の歌手)
と対等に歌える男性シンガーがいたなんて!」
と、驚きの声を寄せていた。


コメント欄のヴァイオレットからのメッセージは、以下の通り。

"Now that your rose is in bloom
all we need is just a little patience"
(今やあなたのバラは満開だから
私達に必要なのはほんの少しの忍耐ね)

前半は今回の曲の、後半はアメリカのロックバンド  Guns N' Roses  (ガンズ・アンド・ローゼズ) が 1989 年に発表した  Patience  (ペイシェンス : 忍耐) の歌詞である。




尚、2人は同時に、彼女のチャンネルでもデュエットしている。

選曲は、ガンズの上記の曲。

今度は、ダンの方が以下のようにコメントしていた。

"We've been talking about collabing for almost 2 years!  It surely took a lot of Patience. Got it????"
(もう2年近くもコラボの話をしてきたんだな。確かに "忍耐" ばかりだったよ。だろ?)










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※ 既存の記事にも新情報を加えるので、時折再訪を!


※ ダン・ヴァスクの音楽が気に入った方は、是非とも彼の YouTube チャンネルに登録を!




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