はじめまして、ブロスジャパン株式会社と申します。 私たちのことを紹介するにあたって欠かせない言葉を、 第一回目の投稿のタイトルに選ばせていただきました。 「自分たちの信じるモノだけを作っていく」 創業してからこれまで、この言葉をひたすら胸に、 モノづくりをしています。 私たちが作っているものは、眼鏡です。 厳密には、眼鏡の企画販売会社として、 いずれ商品となって世の中に出ていくモノを生み出しています。 自分たちの信じる、心から誇れる眼鏡を作るために、 私たちは一切の
ある眼鏡職人が放った一言に、ショックを受けたことを今でも鮮明に覚えています。 「うららは(僕らは)、機械化する眼鏡づくりに ついて行けんかったから、今でもこんなに時間がかかる眼鏡づくりしか出来ん。注文は減ったし、みじめやなぁ。…もう自分の代でたたむ覚悟はとっくにできてるんや」 当時この言葉に衝撃を受け、悲しさと悔しさが入り交じった感情が込み上げてきたことを覚えています。 私たちが携わっている眼鏡の市場は、長い歴史の中で大きく変化していると感じています。 数十年前、大量
今からちょうど一年前の2020年4月。 私たちBROS JAPANが、長い時間をかけて企画してきたプロジェクトが形になりました。 「太陽光でレンズが色づく 魔法の眼鏡」 このキャッチコピーを掲げてスタートしたブランド『SUNSHIFT(サンシフト)』。一番の特長はその名の通り、太陽の光にあたるとレンズが反応し、透明だったレンズにみるみる色がつき、サングラスにシフトするという特殊なレンズを採用していることです。 こんな画期的なレンズを使った眼鏡があれば、きっと多くの人が驚
眼鏡をつくる工程の一番最後に、「打刻」の工程があります。 削りや磨きに比べると、作業時間は比較的短時間の工程です。 完成した眼鏡のテンプルに、金色のテープをかました高温の金型を打ち付けてロゴや品番を刻みこませるという、作業自体は単純なものですが、ブランドにとっては大事な工程であり、重みのある作業です。 重厚で年季の入った専用の打刻機を使い、一本ずつ刻印を施します。 全て手作業で行うため、力加減や温度調節がとても重要になってきます。 それまでは無地だった眼鏡に、金色の刻印が
圧力を加えて、つなぎ目を固く密着させ、結合させることを「カシメる」といいます。 あまり耳慣れない言葉ですが、眼鏡の場合、正面にくる「フロント」と、両サイドにかかる「テンプル」をつなげる為に使う丁番を、テンプルに留める加工のことを指します。 一般的なメガネの製造では、カシメ加工は行わず、丁番を熱で直接テンプルに埋め込んでしまう作り方がほとんどです。大量生産をするには熱で埋め込むタイプの方が向いていますが、私たちの手掛ける眼鏡は、代々受け継がれてきた伝統的な留め方であるカシメ
眼鏡一本一本の印象や質感は、「磨き」で決まると言っても過言ではありません。特にセルロイド製の眼鏡製作は、磨く作業に大半の時間を費やします。一本の眼鏡を、何度も何度も磨いて磨いて、これでもかというほどに磨き上げ、初めて納得のいく艶や質感が生まれるのだそうです。 生産性を求めたり、効率化を図ることを全く考えません。 一寸の狂いもなく同じ品質で同じ形をしたものが、短時間でたくさん出来上がることを目的としていないからです。 一本一本に表情がある中で、感覚的に統一する、敢えて分かり
眼鏡の企画販売会社である私たちが、リスペクトしてやまない、パートナーであって大先輩のような、大切な存在である眼鏡製作の職人たち。 彼らに会うと、いつもひょうひょうと明るく、一般的なイメージにありそうな頑固な職人魂がにじみ出ているような風格はあまり見受けられません。 しかしながら、仕事の話になると、あふれ出んばかりの情熱が、彼らに染みついている知識にのって放たれます。 そのギャップには毎回新鮮な驚きがあります。 眼鏡の中でも最も人気を得ているセルロイドシリーズの製作には、熟
今日1月22日は、JAZZにまつわる記念日です。 その名も「JAZZの日」。 (2001年よりJAZZ DAY実行委員会によって制定されたそうです) ジャズミュージックのファン層を広げるために、ライブやコンサートなど様々なイベントが活発に行われる日とされています。 BROS JAPANとJAZZには、切っても切れない深い縁、そして強い思い入れがあります。 BROS JAPAN代表の浜田はその昔、視力矯正としての眼鏡着用に、コンプレックスを抱いていました。それをカッコよく拭
BROS JAPANが手掛ける眼鏡ブランドのひとつに、「BJ CLASSIC COLLECTION」があります。 クラシックスタイルをコンセプトとしたブランドを立ち上げると決めたとき、時代はクラシックスタイルとは真逆の方向へ流れていました。 モダンなインテリアにファストファッション、トレンドを追いかける人々が主流の時代でした。クラシックスタイルの眼鏡ブランドの立ち上げを考えていた私たちにとっては、向い風そのものでした。 当然ながら、向かい風に立ち向かうことはとても勇気が
BROS JAPANのブランドロゴには、2頭の白頭鷲の兄弟と、北極星をイメージした六芒星が描かれています。 もともと私たちBROS JAPANは、2001年に、世界最古のメガネメーカーであるAmericanOptical(アメリカンオプティカル)の総代理店として創業しました。 「日本の兄弟会社」という意味を持たせ、会社名をBROS JAPANと名付けました。 私たちは、AmericanOpticalがつくりだしたスタイルや伝統を受け継ぎながら、ここ鯖江の地で「クラシック
ファストファッション、ファストフードが主流になった今、完成品が目の前にあることに慣れてしまい、モノが生まれる背景や想いの真髄を深く考えることが少なくなってきていると感じることがあります。 短時間で欲しいものが手に入ったり、思いついたら直ぐに実行できたり。その時間の流れのスピード感や思考の簡略化は、今を生きる私たちにとってはとても便利でありがたいことです。でもその一方ですこし物足りなさや寂しさ、違和感などが生まれるとしたら、私たちはその気持ちを大事にしてほしいと願います。
パソコン、スマホなどメディアに触れる機会が多い現代の眼鏡事情は、今とても大きく変化をしています。 最新の眼鏡に関する情報や、ファッションを通して眼鏡の魅力を発信している雑誌「MODE OPTIQUE」の最新号では、『家めがね特集』が組まれています。時代に合わせて便利さや快適さを追求するなど、機能面の向上、また、リモート映えやマスク映えを考えたデザイン面の向上など、眼鏡が一日一日進化をしている印象をこの雑誌からも受けました。 BROS JAPANから、新しいファッションフレ
辛いとき、苦しいとき、悲しいとき、 決断に迷うとき、道しるべが欲しいとき、誰かに励ましてほしいとき。 誰しもこのような気持ちに触れた経験は少なくないのではないでしょうか。 私がBROS JAPAN株式会社を立ち上げてから、来年で20年目を迎えます。 会社の代表として、社長として、一人の男として、「自分が信じるモノ」だけを信じ、貫いてきた信念を揺るがすことなく今日まで20年間、走り続けてきました。 一人の誰かに、本当に良い、心に届く眼鏡を届けるために。 使っていただくほど