【完結】視力0.01未満から1.5まで上がって世界が変わった話
前回のnoteはこちら。
前回、ICL手術を受けたことをお話しました。
こちらはその続きです。
というのも、私は近視と乱視があまりに強かったため、
レーシック適用外になりました。
そこで、
・ICLで近視矯正
・レーシックで乱視矯正
という2段階の手術で視力矯正する方法を選びました。
そのため、今回は
レーシックによる乱視矯正についてレポートします。
病院選び
こちらについては、前回のnoteをご参照ください。
ICL手術と同じく、引き続き「品川近視クリニック」さんにお世話になりました。
理由としては簡単、もともとICL+レーシックのプランで契約していたたため、そのまま同病院で手術していただけることになっていたからです。
ICL?レーシック?
ICL
・眼内にレンズを挿入する視力回復方法で、「永久コンタクトレンズ」とも呼ばれている。
・コンタクトレンズのように、装着時の違和感や外れる心配がない。
・レーシックとは違って角膜を削る必要がない。
→こちらが、前回私が手術を受けたものです。
レーシック
・眼の表面(角膜)にレーザーを当てることで視力を回復させる。
・手術時間も数分程で終わり、そのまますぐ帰宅可能
→こちらが、今回私が手術を受けたものです。
初回検査
眼科で受ける検査(や前回のICLでの検査)とほぼ同じ
・気球を見つめる視力検査
・目に空気砲を当てられる眼圧検査
・角膜の厚さ検査
・細胞数の検査
・ロボメガネでの視力検査
・瞳孔を開いて行う、気球を見つめる視力検査
・診察(ICL手術の傷跡が治っているかどうかの確認)
※ロボメガネとは:私が勝手にそう呼んでますが、いわゆる病院での視力検査用のメガネのこと。
最終検査〜手術日まで
術前3日前くらいから毎日2種類の目薬を1日5回差す。
コンタクトは使用不可。
手術日当日のみ、化粧水・日焼け止め・メイクなど一切不可。
手術日当日
・最終検査
初回検査とほぼ同じため割愛。
瞳孔を開いて行う、気球を見つめる視力検査だけはありませんでした。
・手術まで
最終検査のあと、5分ほど待合室で待ったあと、
お会計に呼ばれました。
初回のプラン契約時に全額支払い済みのため、追加料金は一切発生しません。
手術翌日に翌日検診があるためその予約をし、
そのまま手術の準備に入ります。
とは言っても、
お手洗いを済ませ、ロッカーに荷物を全て入れ、
あとは手術待合室で待つのみ。
ロッカーに荷物を入れ終わったあとすぐ名前が呼ばれたので、手術待合室で待つことはありませんでした。
そのまま手術室前の椅子に案内されます。
名札を渡されて氏名と生年月日を確認している間に、
看護師さんが両眼に麻酔の点眼薬を打ってくれます。
そのわずか(体感)3分後くらいにはもう手術室へ案内されました。
・手術
前回とは違い、ちゃんとした手術台に寝転がります。
また、前回とは違って、ICLのおかげである程度視力が回復している状態なので、
手術室内のあれこれがはっきり見えます。
…が、あれこれ見て不安を感じている余裕もないまま、
片目のレーシックが始まります。
ドラマなんかでよく見る緑色の手術シートを顔に被せられ、
手術する方の目が閉じないようにテープで目の上下を止められ、
さらに開眼用の器具で固定されます。
すると部屋の照明が全て消され、
手術が始まります。
部屋が真っ暗なのであまり正確な記憶ではないですが、
ICLとは違い、人間の手で何か施術するわけではなさそうでした。
レーシックの機械で目の周りの皮膚を圧迫される鈍痛だけをやや感じつつ、
「緑色の光を見つめていてください」と声をかけられ、
そのレーザーの光を見つめていると、
一瞬だけ視界が真っ暗になります。
目を開けているはずなのになにもみえなくなるのは、やっぱりちょっと不安がありましたが、
そんなのも数秒で終わり、
特に大した痛みは感じないまま、片目の手術が終了します。
反対側の目も同様です。
手術室に入ってから出るまでは、体感10分程度。
・手術直後
手術台から起き上がって、自分で歩いて手術室を出ます。
手術後の待合室に通され、他の患者さんたちと一緒に椅子に座り、看護師さんが痛み止めの点眼薬を指してくれます。
そのまま15分ほど軽く目をつぶって安静にします。
その後、術後直後の診察が簡単に行われ、
現時点で問題がないかを確認してもらいます。
問題がなければ、今後使用する目薬の案内動画を3分ほど見て、
目薬と保護メガネを渡されて終了です。
すぐさま保護メガネをかけて、
ロッカーから荷物を取り出し、
そのまま帰宅します。
特に痛みはなかったので、一人で普通に電車に乗って帰りました。
帰宅後、おそらく麻酔が切れたんだろうなとわかる瞬間はありましたが、
それでも特に痛くはなかったので、
配られた術後用の目薬3種類を1時間おきに点眼して寝ました。
ちなみに、手術当日はお風呂が禁止されているので入れません。
翌日検診・1週間後検診
翌日検診・1週間後検診ともに、手術前の最終検診と同じ流れだったの思うので割愛。
私はどちらの検診でも視力1.5が出ました。
(当初の予定では、レーシックで乱視矯正をしたら両目1.3くらいまで上がる見込みでしたが、それよりさらに視力が上がりました)
レーシックの傷跡も綺麗で特に問題なしとのこと。
術後検診はこれで最後です。
・翌日検診で問題がなければ、その日からお風呂に入れます。
・目薬の頻度は、1時間に1回から、1日5回にまで減ります。
・化粧水や日焼け止め、ベースメイクは翌日検診後から解禁です。
・1週間後検診までは、外出時と就寝時のみ保護用メガネを着用します。
・1週間後検診で問題がなければ、アイメイクも解禁です。
2週間経ってみて
ICLをして、視力が0.8まで上がった時も感動したけれど、
あの頃はまだ近視矯正のみで乱視は普通に残っていたので、裸眼で生活することはできなかったです。
と言っても、両眼0.8出ていたので運転もできますし、普通に裸眼で生活できるレベルではあったのですが、
仕事柄、一日中パソコン作業をするため、
細かい文字を見るとなると乱視が残っているのはやや不便でした。
なので私の場合は一時的に、乱視だけのメガネを作ってつけていました。
とはいえ、パソコンを見る必要がない土日などは普通に裸眼で生活できていました。
それが今回のレーシックで乱視矯正もしたことにより、
完全に裸眼で生活できるようになりました。
ICLでの近視矯正だけが終わっている時は、
「裸眼で見えるけど、遠くの標識の文字はやや歪んで見える」
という状態だったのが、
今ではもう裸眼ではっきり見えます。
メガネもコンタクトも不要な生活がこんなに便利とは。
また、やや危惧していた副作用のドライアイもなく(万が一ドライアイになってしまった時用の点眼薬も追加費用なしで処方されました)、
本当に生活が変わりました。
とにかく荷物が減り、
メイクの時間はかなり短縮され、
遠くのものまで隅々見えるし、
マスクをしてももちろん目は曇らないし、
コンタクトやそのケア用品やアイケア用品も買わなくていい。
コンタクトをつけないから、アレルギー性結膜炎になったり目やにが出たりすることもなくなりました。
何より、世界の色が本当に変わりました。
自然はこんなに鮮やかで、
この人の顔は本当はこんな顔をしていて、
夜景はこんなにも美しかったんだと、
まるで世界が変わったようです。
注意点
これは個人差が大きいと思いますが、
私が感じた注意点やデメリットを挙げます。
・新しい視力に慣れるまで、眼精疲労・肩凝り・頭痛が激しい
→手術による痛みは皆無なのですが、
眼精疲労による頭痛のためにロキソニンは手放せませんでした。
また、肩凝りのために全身揉みほぐしに何回か通ったり、肩凝りのためのロキソニン湿布は毎日欠かせませんでした。
・術後の副作用(?)で、光が眩しく感じられる
→突然視力が爆上がりするので、これまで見ていた世界が急に鮮やかになります。
そのせいで、太陽光もパソコンのブルーライトもテレビの光も室内の照明も全てが眩しく感じられ、
それが割ときつかったので、術後1週間は室内でもサングラスをかけて過ごしていました。
また、パソコンやテレビの輝度やコントラストは下げて、室内の照明もかなり暗く調節して過ごしていました。
逆に言えば、
私個人が感じた注意点・デメリットはこの2つだけです。
まとめ
ICL+レーシックというモリモリの手術プランにしたためそれなりの費用がかかりました。
また、契約から最終検診完了までは、およそ半年かかりました。
手術の怖さや、(医療のことなので)万が一のリスクも踏まえると、なかなか気軽に決断できることではないですが、
私はかなりあっさり決断した方だと思います。
かかった費用も期間も苦ではありません。
それほどまでに、両眼裸眼1.5の世界を素晴らしく、そしてありがたく思うからです。
もし悩んでいる方がいたら、ぜひ参考にしてください!
(2025.01.23 追記)
最後の手術から1ヶ月が経ちました。
もう、眼精疲労もなく、まぶしさを感じることもなくなり、
首こり肩こりからも解放されました。
何も支障ありません!
世界が美しい!メイクが楽しい!ライブがよく見える!