奥信濃 五色温泉五色の湯
秋。奥信濃・高山村にある五色の湯旅館の「五色の湯」(ごしきのゆ)へ日帰りで行ってきた。名湯である。また、松川渓谷の紅葉は盛りを過ぎていたが見事であった。
[走行データ]
距離 24 km
最大標高差 812 m
平均斜度 全体-1.5% 上り6.1% 下り5.4%
獲得標高 上り454 m 下り805 m
奥信濃高山村の山奥にある「五色の湯」には、公共交通機関では到達できない。従って、ブロンプトンに登場を願うことにする。
北陸新幹線で長野駅へ向かう。
長野電鉄に乗り換えて須坂駅で下車。
須坂駅から、ながでんバスで高山村の牧車庫まで。そこからブロンプトンで走行開始だ。素晴らしい紅葉の中を五色温泉までヒルクライムだ。
標高1000メートルを超えた。松川渓谷の紅葉が美しい。
牧車庫バス停から一時間もの間、急坂を登って、ようやく「五色の湯旅館」についた。女将さんが玄関に出ずっぱりでお客様の見送り、来客の案内をしている。御苦労さまです。
日帰り湯をお願いして、いざ、野天風呂へ。露天へ行く建物の中に、いきなり岩。秘湯らしい荒々しい造りだ。好きです、この雰囲気。
ドアを開けると、そこにはトンネル状の出口が。
そして露天風呂。大人気なのです。
内湯の湯屋の造りにも風情がある。
入って見ると噂に違わぬ通好みの名湯である。まずは内湯のこの色をご覧あれ。
極楽極楽。
五色温泉五色の湯
季節や天候により五色に変化する名湯だ。温泉の発見は明治時代。大正時代には八軒の宿があったというが笠岳の大崩落により全滅し、今の場所に五色の湯旅館だけが再建されたという。自然湧出の含ラジウム硫化水素泉、源泉温度は57.5度で勿論掛け流しだ。
松川渓谷沿いにはいくつかの温泉がある。上流から七味温泉(渓山亭)、今回訪れた五色温泉(五色の湯)、松川渓流温泉(滝の湯)、山田温泉、小安温泉などだ。総称して「信州高山温泉郷」と呼ぶ。名湯の誉れ高い五色温泉を目指し、ついでに松川渓流温泉滝の湯も行ってきた。
山田温泉は雨が降り出したのでやむを得ず見送った。山田温泉は、開湯が240年前、また源泉が発見されたのはさらに遡る約800年前というこのあたりでは最も長い歴史を持つ古湯だ。次回はぜひ訪れて湯を堪能してみたい。