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時にはシネフィルな夜「スペースボール」
本来は、来月中旬に今年初の振込があるはずの特別障害者手当が打ち切られるという状況になってから最初の月末。
近々の財政破綻が切迫してはいないけれど、それなりのやり繰りのストレスと先行きの不透明さから来る不安はどうしても拭い切れません。
オレを殺すにゃ刃物はいらない。
金と身内の話を振れば、一人で勝手に脳が煮詰まって自滅するから。
そんな何かの弾みで簡単にゲロ吐きそうな気分の夜は、なるべくバカな映画でも観るべかと。
言わずとしれたスターウォーズをメインに据えた往年のパロディ映画。
ただし本作の主人公は、本来の青年ルーク・スカイウォーカーではなく、ハリソン・フォードが演じたハン・ソロを模したならず者。
その役を、インデペンデンス・デイの戦闘機に乗り込んでまで戦う大統領役で有名なビル・プルマンが演じています。
その他の一発ギャグのためだけに意外な俳優が出てきたりと、地味に豪華なキャスト?
あと、ミニチュアと光学合成は、本家までとはいきませんが、かなり頑張っています。
登場キャラクターの中では、やはりダーク・ヘルメットとピザ・ザ・ハットが好きだなあ。シンプルにバカすぎて憎めない…。
チャップリンからモンティ・パイソンに繋がり、メル・ブルックス、レスリー・ニールセンへと続く、パロディ主体のコメディ映画。そう言えば、最近この手の映画ってあまり見ないわねえ…。
それを考えると、生きるためには必ずしも不可欠ではないけれど、なければ無いで少し寂しいジャンルよね。しかし、今の時代ならいったい誰が作るのでしょうか?
いずれにしてもメル・ブルックスって百歳間近でご存命なのね。ビックリしたなあ、もう…。
https://eiga.com/movie/46010/