【近畿】近鉄フリー切符漫遊記:第2話【東海】
ども、ゆさっちです。
2泊3日の近鉄の旅、2日目は大阪難波からスタートです。
ホテルの部屋から早朝の大阪の街を見下ろします。
土曜日ですが、街はすでに動き出していますね。
今日も空模様と相談しながらの旅になりそうです。
身支度を調え、まったりとホテルの朝食を済ますと、大阪難波の駅にやってまいりました。
今日はここからまず三重県の賢島(かしこじま)駅まで移動します。
ゆさっちを連れていってくれるのは、観光特急の「伊勢志摩ライナー」。
座席はこんな感じ、デラックスシートを奮発しました。
奮発といっても数百円です。(´∀`)
土曜の朝とあって、車内はこれから伊勢神宮の参拝や伊勢志摩観光に行かれる方で、まずまずの乗車率です。
地下から地上区間に上がってきました。
空は今にも泣き出しそうですね。
「伊勢志摩ライナー」は昨日の「ひのとり」と違って、座席からの展望は望めませんが、デッキにでればこのとおり。
ほとんどの乗客の方は宇治山田駅で降りていきました。
がらんとした車内の車窓には、伊勢の神域を思わせる山並みと伊勢志摩の海が現れます。
列車は長旅の走りをクールダウンさせるように、スピードを緩めれば、まもなく終点の賢島です。
賢島に到着です。
さて、次に乗る列車までだいぶ時間があります。
それまでどうしようかな?
駅から歩いて行けるところに、この3月末でクローズになる「志摩マリンランド」という水族館があるとのことで、水族館好きなゆさっちは行ってみることにしました。
建物に入る前ですが、さっそくペンギンさんのお出迎えです。
これはお父さんとお母さんペンギンで子供を見守っているのかな?
入口には閉園のお知らせ
さて、海の生き物を拝見いたしましょう。
さて回遊魚のコーナーでベンチに座って魚さんを見ながら一休み。
じっと見ていると、一見無個性のような魚にも個性があることに気付きます。
ほとんどの魚が、同じように水槽の中を泳いでいるなか、ゆっくりと泳ぐやつ、動かないでじっとしているやつ、なぜか逆方向に泳ぐやつもいて、人間社会と同じだな、さしずめ自分はこの中のどの魚なのだろうと意味不明に考えてみたりしました。(´∀`)
海女さんの餌付けも観覧しました。
近くに鳥羽水族館という全国区のメジャー水族館があり、苦戦するところもあったのかもしれませんが、小規模ながら楽しむことのできる水族館でした。
さて賢島駅に戻りましょう。
もう列車も入っているようです。
次にのる列車は「特急しまかぜ」京都行です。
賢島−京都間、近鉄の中でも最長距離を走ります。
中はこんな感じですよ。
この列車に乗りたかった大きな理由の一つ、それは食堂車があるのです。
早速いってみましょう!
こったデザインのテーブルについて、まずはこれ!
いやぁ、しみますなぁ(´∀`)
そして松阪牛めしのお重。
列車の中であつあつのご飯をいただける幸せ!
胸熱です!
ご飯をいただきながら志摩の海を見るのも「しまかぜ」の旅の醍醐味です。
席にもどると、車販の名物?みかんジュースでまったり。
時速125km、さすが新幹線と同じレール幅、けっこう飛ばしますね。
東寺の五重塔が見えてきました。
京都も近いようです。
賢島から約2時間40分、長時間乗車がまったく気にならない快適な旅でした。
京都に到着です。
京都駅併設のホテルにチェックインしました。
広大すぎて、部屋にたどりつくまでに行き倒れになりそうでした。(´∀`; )
部屋で休憩したのち、カメラバッグのみを持って夜の京都に繰り出します。
さて、まず腹ごしらえです。
うーん、京都っぽいものが食べたいなぁ。
でも、京都らしい食べ物ってのが思いつきません。(´∀`; )
そりゃ、ここは京都、高いお金を出せば極上の京料理にありつけるんでしょうけど。
考えているうちに空腹が限界に達したので、えいやっと京都タワーの地下のフードコートに飛び込んで、京都のブランド豚と九条ネギで作った餃子を食しました。
うん、これも京都の食べ物。
美味しかったですよ。(*´▽`*)
さて、ほろ酔い気分でお腹も満ちました。
気合いの入ったところで、夜の乗り鉄に向かいます。٩(ˊᗜˋ*)و
まずは市営地下鉄烏丸(からすま)線で烏丸御池(からすまおいけ)駅を目指します。
ここでお目当ての東西線・京阪の京津(けいしん)線直通、びわ湖浜大津行の列車に乗ります。
(烏丸御池駅ではホームドアで撮影できなかったので、画像は終点のびわ湖浜大津駅で撮影したものです)
中はこんな感じですよ。
さて、この列車に乗りたかった理由についてちょいとご説明させてください。
関西方面の方は判ってらっしゃるかたも多いでしょうけど。
先ほどこの列車は地下鉄区間を走っていましたよね。
そのあと京津線に入るとまもなく地上に出てきます。
その後どうなると思います?
路面電車になるんです。
凄くないですか?
てか凄いことなんですよ。乁( ˙ω˙ 乁)
さっきまで地下鉄を走っていた4両編成の電車がそのまま天下の公道を走行するんです。
この運行形態に対応するため、京阪の800系はいろんな装備を備えていて、新幹線以外の車輌としてはものすごく高価なそうです。
今回はこの荒唐無稽っぷりを体感したかったのです。(´∀`)
さて、帰りは違ったルートで宿に帰るとしましょう。
石山坂本(いしやまさかもと)線で終点の石山寺までいってみます。
中はこんな感じ、かわいいサイズの電車がコトコトと走っている光景は、昨日乗った阪堺電車に近いものを感じます。
終点の石山寺(いしやまでら)駅まで乗って、前回の乗車分と併せて石山坂本線、そして京阪全線乗車コンプリートです。
そして京都に戻るため、JRとの接続駅京阪石山駅までバックします。
後は東海道線で一路京都へ、これが今回の旅で唯一のJR乗車です。
京都駅に戻ってきました。
明日は帰路、長旅に備えて羽を休めましょう。
と、ここでいつもは話の区切りにするのですが、翌3日目はひたすら帰るだけなので、引き続き簡単にお話します。
長くなりますがお許しを。
さて翌朝は快晴、この旅で初めて見る真っ青な空です。
まずは名古屋方面との接続駅、大和八木(やまとやぎ)駅を目指します。
ここで乗るのは、近鉄の誇る2階建て特急ビスタカーに乗ります。
今から50年近く前、祖父母の伊勢参りに連れられて近鉄に乗った時、ビスタカーとの遭遇は子供心にもディープインパクト級のカルチャーショックでした。
2階席からの眺望は素晴らしく、遙かに東寺の五重塔をみながら京都に別れを告げます。
大和八木駅で名古屋行のアーバンライナーnextに乗り継ぎます。
(写真は名古屋到着時のものです)
近鉄には停車駅の少ない甲特急とそれ以外の乙特急があるのですが、ひのとりがデビューするまでは主に甲特急に使われた花形車両です。
名古屋の高層ビル群が見えてきました。
この旅もいよいよ終幕です。
名古屋からは名鉄に乗り換え、セントレアへ
人気のほとんどないセントレアの搭乗口前で帰りの飛行機を待ちながら、今回の旅を振り返ります。
今回の旅を通して、今までも好きだった近鉄という鉄道にますます好感を持ちました。
個性豊かな車輌が提供する快適な旅だけではなく、そこで触れあった駅員さんや車掌さんに非常に優しく丁寧に接していただき、旅の思い出がより素晴らしいものとなりました。
また特急列車の通過待ちをしている列車の運転士さんと車掌さんが、ホームに立って通過する列車に正対し、会釈して見送っているのが印象的でした。
保安上の理由もあるのでしょうが、いずれにしても近鉄の社員の皆さんの意識の高さを感じました。
名阪間を移動するとき、多くの場合新幹線を使うのが正解です。
でもたまには時間を贅沢に使い、すばらしい設備をもった近鉄特急でゆったりと旅行をするのもいいのではないでしょうか。
さて今回はここセントレアでお別れです。
ではまた、次回の旅行記でまたお会いしましょう。✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
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