【自己紹介】素敵な本を読んだので
先週末に読んだ『生=創×稼×暮』(企画・編集・発行 / 佐々木風さん)という本があまりにも素敵だったので、ここに登場する19名の芸術家の方々のprofileに倣って、僭越ながら自己紹介させていただきます。
ちなみに、こちらの『生=創×稼×暮』という本ですが、ある印象的な問いから始まります。
とても印象的な問いだったので、週末の間ずっと考えてしまいました。こちらの問いについても自分なりに考えたことをまとめてみたいと思います。
□profile
幼少の頃より宮沢賢治に憧れる。大学卒業時に図形楽譜を知ったきっかけでアートに興味を持つ。その後2つのアトリエ設計事務所で約12年間、国内外で様々な用途の建物の実務を経験し、個人の設計事務所を設立する。同時に祖父母が住んでいた家に移住し、南足柄市を職住の拠点とする。山や川など自然に囲まれた環境で日々、建築とアートの境界をつくらず設計に取り組んでいます。『素材の物性と寸法を使って感情を揺さぶる空間』をつくる。主な作品に「スキガラ邸」(2022年)、「光庭のある家」(2023年)、「建具の空プロジェクト」(2017年)にて第12回大黒屋現代アート公募展入選。
□主な活動地域
小田原/南足柄(神奈川県西部地域2市8町)
□年齢
1984年生まれ
□暮らしのこだわり
一輪挿しに、一輪挿して一日をはじめる
□つくっているもの
建築、ドローイング、模型
□生計の手段
設計監理、教育、調査、その他
□ある日
06:00 | 起床、ランニング、シャワー
07:30 | 朝食、洗濯、身支度
09:00 | 日課、珈琲
10:00 | 設計[優先度高]
13:00 | 昼食
14:00 | やりとり・打ち合わせ
15:30 | 休憩
16:00 | 設計[優先度低]
19:00 | 夕食、入浴、読書
21:00 | 休憩
22:00 | 修行活動
24:00 | 休憩
25:00 | 就寝
週の半分以上は自然溢れる南足柄の自宅兼事務所で作業をしています。仕事、生活、休憩がごちゃまぜの環境なので、タイマーを使って時間をはかりながら自分をコントロールしています。設計の集中力が高まるとタイムスケジュールはだいぶ崩れますが、それと引き換えに心はとても満足します。
□問いへの回答・感想
これまでは創ること・暮らすことを重視し、稼ぐことを軽視していましたが、改めて考えてみると稼ぐことには単純なお金のやりとりだけではないものを感じています。それは責任、発展、誠意・・・etc. 今まで思ってもみなかった言葉の関係性。今回、自分の中では「創る・稼ぐ・暮らす」の3つにヒエラルキーはないと考えていることに気がつきました。
仮に3つに割り振れる数の合計が10だとした場合「創ること3・稼ぐこと3・暮らすこと3」として、残りの「1」を状況に応じて加えていき、場合によっては変えられるようにしておきたいと思います。常に数字を掛け算した時に最大値を目指すようなバランスをとりたいです。掛け算したものが何かの立体物だとして、形は違っていても体積(自分のポテンシャル)は常に上限を出せますように。と。
ここに登場する19名の芸術家の方々の中では、花屋みたての店主・西山美華さんの文にとても共感しました。西山さんの回答文が、自分がなんとなく思っていたけど、今ひとつモヤモヤしていたことをきれいに言葉にしてくれていました。
□さいごに
この『生=創×稼×暮』には農家さん、お花屋さん、本屋さん、料理人さん、職人さん・・・etc.様々な職種の方が登場します。「創る」という行為の定義を広げて、現代社会の芸術家として捉えているところ、19名の芸術家の方々がすべて個性的なところなどがとても面白いので、何かを創っている人だけでなく、創っている意識はないけど(実は無意識で何かはつくっていると思います。)という人にも刺さると思います。ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。引き続き、仕事のことや日常のこと等を書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。
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