イギリスの小学校(給食時間)
50年前私はイギリスの公立小学校の2年生でした。イギリスの小学校の給食時間は楽しくて好きでしたね〜^^
私が通っていた公立の小学校は、お昼ご飯を家に帰って食べてもいいし、学校で給食を食べてもいいことになっていました。家に帰る人も結構いたと思います。我が家は、母が英語学校に通っており、一日中留守だったため、ずっと給食でした。家に帰る人がいるため、給食後の昼休みはたっぷり1時間ぐらいあったように思います。
給食はホールに全員集まっていただきます。校長先生も6年生も1年生もみんな一緒に。普段は体育や音楽の授業に使うホールに、丸いテーブルがいくつも置かれます。各テーブルに先生が一人ずつ、お世話係の6年生が一人ずつ座り、5年生以下は好きなテーブルに座ります。
兄も私もそれぞれ好きな6年生の子がいて、その子のテーブルに座っていました。兄が仲良くなった6年生の男の子は、私たちが帰国した後、一度日本に会いに来てくれました。私が親しくしてもらっていた6年生の女の子は、誕生日パーティーにも来てくれました。そんなふうに学年が違っても親しくなったり、お世話になったりするのです。
給食の配膳はテーブル毎に行われ、6年生がお世話してくれます。「Big or small?」と聞いてくれて、食べられる量を注いでもらいます。全員分配膳が終わったら、「いただきます」の代わりに、食前の歌(感謝の祈りの歌)を歌って食べ始めます。
給食のほかに10時の牛乳の時間がありました。たぶん先生方はお茶の時間だったのではないでしょうか。イギリス人はしょっちゅうお茶の時間がありますから。私たち生徒には瓶入りの牛乳が配られました。
この牛乳の時間は、家から持ってきたお菓子を食べていいことになっていました。私はおやつを持って行ったことはないのですが、一度だけ全員にリンゴが配られたことがありました。学校の庭にたくさんあるリンゴの木に実った物でした。「おやつを持ってこれない私のために先生がリンゴを配ってくれたんだ」と真剣に感謝しましたよ^^
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