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演じる脚本、読む脚本
演じる脚本、読む脚本
学校劇のために書いた脚本のうち、とりあえず10本を目標に選んで投稿させていただきました。
1、「賢治先生がやってきた」(小、中、高等支援)
2、吉本風新狂言「ぼくたちはざしきぼっこ」(小、中、高等支援)
―環境問題で、もはや地球脱出しかない―
3、短い劇「賢治花壇」(小)
4、朗読劇(一人芝居)「私は被爆猫であります」(高)
―「猫の事務所」の竃猫の被爆手記―
5、二人芝居「地球でクラムボンが二度ひかったよ」(高)
―宮沢賢治が原爆のピカを見た―
6、腹話術台本「星にならなかったよだかと賢治先生」(小、中)
―いじめ防止キャンペーン用―
7、「「銀河鉄道の夜」のことなら美しい」(高)
―賢治先生と妹トシによる命の授業―
8、朗読劇「3・11 宮沢賢治インタビュー」(高)
―地震、津波、原発について―
9、落語台本「おせんにキャラメル、地獄に仏」(高)
-原発のゴミ処分場を地獄に?-
10、地球でクラムボンが二度ひかったよ(改作版)(中、高)
11、「学ランの兵隊」(高)
―いじめからの脱走―
12、短い劇「戦争とかぼちゃ」(中、高)
これら12作品のうち、7、9、11、12の4脚本は、まだ上演されたことがありません。だから今のところ読む脚本ということになっています。残る8脚本は、舞台にかけられた記録が残っているものです。1の「賢治先生」と2の「ざしきぼっこ」がもっとも多く上演されています。
ここに投稿する脚本として、最初の予定は10作品に限定するつもりでした。
締めくくりに「地球でクラムボンが二度ひかったよ」(改作版)をもってきて、10選を完了するつもりでしたが、できませんでした。「学ランの兵隊」と「戦争とかぼちゃ」の二本を、どうしても捨てることができなかったのです。
実は、11の「学ランの兵隊」に登場するおじいちゃんの人生は、私の父の人生をそのものなのです。また12の「戦争とかぼちゃ」でつかったなんきん神輿の集合写真には、戦中、学校に勤めていた母が写っているのです。そんなこんなで、これらの2脚本も番外としてここに付け加えることにしました。
さらに、もう一つ打ち明けなければならないことがあります。それは、8の「3・11 宮沢賢治インタビュー」のことです。読んでいただいた方はお気づきかと思いますが、ここに登場するインタビュアーは、実は私そのものだということです。彼の事実は私の事実であり、彼の苦悩は私の苦悩そのものなのです。劇中でこれだけ素直に自分をさらけ出したのは初めてです。そういう意味では、この作品が私としては一番思い入れのある作品だと言ってもいいかと思います。
追記
作品名の後ろに括弧書きで脚本の対象学年を書き加えました。
厳密なものではなく、たんなる目安とお考えください。