受診してわかったオンライン診療のメリット

精神的な問題を抱えると、これまで気にも留めなかったことが急にストレスに感じられるようになります。普通にこなせていた日常の作業も、重荷に感じる瞬間が増えてくるのです。
例えば病院へ行こうと決心しても、予約を入れることに始まり、外出の準備、公共の乗り物の利用、病院の受付でのやりとりなど、普段であれば意識しないような一つ一つの行程に精神的負荷がかかります。

体調や症状によっては外を歩くだけでも辛いことがあります。

精神的な問題に対処するためには病院に行く必要があるものの、病院に行くこと自体がストレスの一つとなるのです。

今年に入って私も精神的問題と向き合う必要があり心療内科を受診することにしました。
しかし、どの病院を選ぶべきか、非常に迷いました。病院との相性も分からない上、何よりも先に挙げたような問題が頭をよぎり、そのたびに気が重くなり、身構えてしまうのです。
数ある診療所をインターネットで検索し、口コミを見ても、これだという答えにたどり着けずに悩んでいたときに知ったのがオンライン診療でした。
予約から診療まですべてオンラインで完結するため、対面でのストレスや、外出することによる負荷を限りなく減らすことができると思い、すぐにオンライン診療を受診することを決めました。

私が選んだオンライン診療所は、
登録
予約
診療
支払い
にいたるすべての工程をLINE上で行うことができるというもので、ネット環境さえ整っていれば、どこにいてもスマホひとつで手軽に受診できるのが魅力的でした。

診療はビデオ通話で行われ、初回以降はLINE上から簡単に受けられました。
通常の診療所では、予約が取れないことがありますが、オンライン診療では多くの医師がネット上で待機しているので、自分の都合に合わせて予約ができます。
薬の受け取りも簡単で、処方された薬は指定した住所に届けてくれるので、薬局で長時間待たされることもなく、ストレスが大幅に軽減されました。
また、自治体に提出する各種書類にも対応しており、これもLINE上で必要事項を入力するだけで作成してもらえます。

スマホひとつLINEの友達登録をするだけで、手のひらに診療所を得た感覚でした。

オンライン診療の中でも、私にとって特に助かっている点は、人との会話が最小限に抑えられていることです。
例えば、受付の方との会話が億劫だと感じる人や、被害妄想からストレスを感じる人も多いと聞きますが、そのような不安もデジタル技術を活用することで、驚くほど軽減されています。

お医者さんと話すことだけに集中することができる環境なのです。

メリットは他にもあります。通常の病院では待合室で他の患者さんと顔を合わせることがありますが、オンライン診療では当然のことながら他の患者さんに会うことはありません。

病院に入る姿を知り合いに見られるといった心配も全く不要です。

保険証の提出も、もちろんLINEで完了します。

診療の際に映るのは上半身だけですので、下半身は寝間着のままで構わないという気楽さもあります（笑）

外出がストレスとなる問題を抱えていても、予約から診療、さらには薬の受け取りまで、実際に外に出る必要がほとんどありません。薬をポストに取りに行く程度です。
体調がすぐれない日でも、安心して診療を受けられるこのシステムは本当に助かります。

さらに、医師の性格や特徴が顔写真付きで公開されているため、自分に合った先生を選びやすく、相性の不安が軽減されました。合わない場合は、次回から別の医師に変更するだけです。男女ともに複数の医師が在籍しているため、自分に合った医師が見つかる可能性も高いと思いました。

これらのメリットからデジタル技術の進歩、活用により、利便性だけでなく、医療がより個人に寄り添ったものになったと感じさせられました。

私自身、診療外のストレスから解放され、医師との会話、治療に専念できているように思います。

体調が不安定な方や、人と会うことや外出することに強いストレスを感じる方々には、大きな助けとなるのではないでしょうか。

テクノロジーが私たちの生活に与える影響は、利便性だけでなく、精神的な健康に深く関わっています。
スマホひとつで簡単に受けられるオンライン診療は、従来の方法では精神的負荷が強くストレスになる方や、受診をためらっている方にとって良い選択肢になると思います。
受診を考えている方の参考となれば幸いです。

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