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8月読んだ本
過去読んだ本を再読しようと思った。
村上春樹『風の歌を聴け
「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。
村上春樹『1973年のピンボール』
「電灯のスイッチを切って扉を後ろ手に閉めるまでの長い時間、僕は後ろを振り向かなかった。一度も振り向かなかった」東京で友人と小さな翻訳事務所を経営する〈僕〉と、大学をやめ故郷の街で長い時間を過ごす〈鼠〉。二人は痛みを抱えながらも、それぞれの儀式で青春に別れを告げる。『風の歌を聴け』から3年後、ひとつの季節の終焉と始まりの予感。「初期三部作」第二作。
村上春樹をまとめて読んだのは18歳の頃だったと思う。初期二作は想像の中の村上春樹っぽさは少ない。
村上春樹『羊をめぐる冒険』
「羊のことよ」と彼女は言った。「たくさんの羊と一頭の羊」「羊?」「そして冒険が始まるの」 故郷の街から姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真が、冒険の始まりだった。『1973年のピンボール』から5年後、20代の最後に〈僕〉と〈鼠〉がたどり着いた場所は――。野間文芸新人賞受賞の「初期三部作」第三作。
やれやれと主人公が言ったり、女性とすぐ寝たりするのがこのあたりから。
乙一『GOTH』
世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚している少年「僕」。人間の残酷な面を見つめるのを趣味とする美少女、森野夜。2人が出会う7つの事件を網羅した合本版!
※本電子書籍は、『GOTH 夜の章』『GOTH 僕の章』『GOTH番外篇』を1冊にまとめた合本版です。
収録作品:「暗黒系」「リストカット事件」「犬」「記憶」「土」「声」「番外編 森野は記念写真を撮りに行くの巻」
乙一を読んでいたのは中学生の頃。当時はめちゃめちゃ好きで、読んでいた(ちょっと残酷な話が厨二病心に刺さってた)。今読むとミステリとしても面白い。昔よりもちょっと残酷な描写は苦手になって、読み飛ばしがちになった。
9月読むのは
引き続き再読を進めていきたい。
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