よい社会人になるために

仕事ってなんなのか、考えたことがありますか
いろいろな切り口があると思いますが、1つの切り口をご紹介すると、それは「誰かの課題を解決するもの」ということができます
課題とは、困りごとのことです

医者や弁護士はわかりやすいです
からだの困ったなら医者、法律の困ったなら弁護士に相談し、それぞれの職業の方はそれを解決するために動きます

清掃の方はどうでしょうか
ビルや部屋が汚れるという困ったを解決する人です

教員はどうでしょうか
教育の機会がないという困ったを解決する人です

薬剤師はどうでしょうか
薬の飲み方、自分に合った薬がわからないという困ったを解決する人です

スーパーの店員はどうでしょうか
ほしいものがあるけど手に入らないという困ったを解決する人です

こうしてみると、誰かの困ったを解決する活動を仕事と呼んで差し支えないと思います
ですので、より高度な、特殊な能力をもって解決することができる方は、希少価値が高く、重宝されるということになります

であるなら、誰かの困ったに対して、よりよく寄り添うことができる人というのも、いい社会人ということになりませんか
誰かのために何かをすることを「利他」と言います
仕事はまさに利他なのです

日常からできることとして、まずは相手の立場に立ってみましょう
ああ、ここにきてよく聞く話かよと思いましたか?笑
まあよく聞くということはそれだけ大事だということです

たとえば、あるチームのメンバーが、自分たちの都合ばかりをおしつけて、なかなか協力してくれないとします
学生の方なら、クラスメイトに自分の都合ばかり主張する人はいませんか?
いればその人を想像してみてください
なんか苦手だなと思ったりしませんか

この人の立場に立ってものごとを考えたとき、必ずしも主張している通りのことがその人にとって最良とは限りません
こうしたほうが、あなたにとってもプラスだということを、自分の都合にも合わせて考えていくのです

場面を想定してみましょう
チームごとに作業をしていて、あわせて1つのものを作ろうとしているとします
文化祭の出し物でもいいです
そのとき、あるチームが自分のチームがやりやすいようにルールを決めようとしていたとします

このとき、ただ自分のチームはこうしたい!というのをぶつけ合うのではなく、全体を見て、よりよい形を提案していきましょう
この方法だとあなたのチームは早く終わるかもしれないが、全体としての完成はむしろ遅くなるということを、わかりやすく説明します
そのとき、あなたが考えた方法が、相手のチームにもよりよいものであることが理想です

まあ、実際にはそこまですっきりとうまくいくことはなく、試行錯誤が必要ですけどね・・・

最後に、偉人の名言を引用し、終わりにしたいと思います
読んでくださり、ありがとうございます

他の人に一生懸命サービスする人が、最も利益を得る人間である

カーネル・サンダース

他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、他人をも利して、ともにその利益を獲得するといずれを優れりとするや

渋沢栄一

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