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鮮やかなFlower〜中森明菜|#YouTubeの紹介〈過去記事追加版〉


noteは様々な年代の方がいらっしゃる

メディアプラットフォームですね。


若い方がご存じないかもしれない

サブカルチャーについて、

BRILLIANT_Sが

今まで生きてきた中の

極私的偏愛YouTubeを、

これから思い付く限り

ご紹介したいと存じます。



🤍 🌹 🤍 🌹 🤍 🌹

本日取り上げるのは、

中森明菜です。

🤍 🌹 🤍 🌹 🤍 🌹



それでは、どうぞ

ご高覧下さいませ!!





嗜好も多様化した令和の現在は、ひとりの「アイドル」が爆発的な人気を集めることは少なくなってきた。


昭和の時代、中森明菜は松田聖子と対照的なイメージで並び立つ、女性アイドルの両巨塔だった


極私的には、ふたりはオーダーメイドのアイドルだととらえている。



松田聖子が松本隆先生や松任谷由実氏などのアーティスト表現の依り代として、卓越した楽曲のドレスをまとって世に出たのに対し、


中森明菜は自身のあり方を見せることで、自分の【今】に合った楽曲をしつらえてもらい、歌いながら余すことなく憑依表現していったように感じるのだ。




まずはこちらのYouTubeから
・・・

↓ ↓ ↓





🤍セカンド・ラブ🤍

(1982)




思わず、「可愛い!」と言いたくなるほど、あどけない姿。一生懸命、歌詞を噛み締めながら歌う様子がいじらしい。この若さ特有のぽっちゃりした頬。

女の私でも、「何でもしてあげるよ!」という気分になる。17歳。


ひたすら可愛い。



中森は、この楽曲に深く感動し、繊細な歌詞とメロディに心を揺さぶられるあまり、自身が歌うべきなのか?、また、他の歌手が歌唱しても大ヒットする楽曲との確信から、ヒットしなかったらこの曲に対し申し訳無い気持ちであったと明かしている。

本曲がベストテン番組で初の1位を獲得した際には、喜びとともに安堵感があったと中森は語っている。

Wikipedia


このエピソードは、明菜の楽曲へのリスペクトの強さと同時に、大和撫子的な奥ゆかしさも伺わせる。



🤍TANGO NOIR🤍

(1987)




セカンド・ラブの5年後(22歳)、すっかり大人の女性になって歌い上げた「TANGO NOIR」。



衣装が素晴らしい!!


彼女はバレエの素養があったそうだが、10センチヒールを履いてのけ反ったり、華麗にターンを決めたりするのには拍手喝采だ。しかも、ちゃんと歌っているのだから。



YouTubeの途中、プロのソシアルダンスのペアダンサーが出て来るが、まったく遜色がない。



YouTubeの最後に、

「歌詞間違っちゃったよ!」と告白しているのは、やっぱりまだ22歳なんだな、と思わせて魅力的だ。




🤍BLONDE🤍

(1987)




この歌は大人っぽいというより、かなり際どい。衣装についても明菜曰く、


マフィアの女というイメージだったので、すごく派手でお金持ちで、金銀にまみれた感じを出そうということで、エルメスさんにお願いして生地を譲っていただき、お衣装を作らせていただきました。

オールナイトニッポンより


と話している。



歌詞など「本当に二十歳そこそこの女性にあてて書いたの?」と思うほどの内容になっている。歌いこなすのが凄い。


《BLONDE》

呼ばれるまま かしずいた
出逢えたのが 奇跡のようね
私より強い男を探してた
その低い声に 髪を引きずられ
夜へ
乱れたい
Blondy Tonight 女は誰も
はげしく 愛されたい
時代が 甘やかすから
男たち 愛に手を抜くの
やるせない

「BLONDE」


振り付けは自分の感覚で動くので、毎回異なるのだと言っていた。感性が人並外れていると思う。




🤍TATOO🤍
(1988)



時期が前後するが、こちらの曲。明菜はバービードールのようなスタイルで、曲のイメージに合わせて「はっちゃけて」いる。



ところどころ素顔の明菜の映像が出てくるが、ギャップが激しい。松田聖子と大きな違いがあるのは此処で、与えられた曲を最大限憑依してバリエーション豊かに表現するところ、不世出の歌い手ではないかと感じる。



この頃、明菜は当時同じく人気のあった近藤真彦と交際していたようだ。金銭面でも大きく援助していたりしたそうだが、翌年、自殺未遂を起こして破局する。



明菜はこの破局にまつわる騒動の前、予告するかのような一曲を出している。




🤍難破船🤍
(1987)





この涙は、あまりに想いが詰まりすぎて見ているとこちらの胸も苦しくなる。最初に挙げた、「セカンド・ラブ」の少女がこんなに辛い目に遭わなければならなかったか・・と切ない。



10代後半から20代前半の華やかな年代に、花を鮮やかに咲かせて静かに幕を引きかけたアーティスト・・


【中森明菜】


という存在を、改めてここに示しておこうと思う。







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また、次の記事でお会いしましょう!



🌟Iam a little noter.🌟




🌹前回の偏愛YouTube🌹


沢田研二(Julie)を取り上げました。

↓ ↓ ↓



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