So CoooL!!! AIがMANGAの扉を開く!! 「サイバーパンク桃太郎」|本の紹介〈YouTube追加版〉
ちょっと前の話だが、2023年。
イラスト自動生成AI「Midjourney」で描かれた漫画、
『サイバーパンク桃太郎』が話題になったのをご存じだろうか。
▶サイバーパンク桃太郎
1話は無料で読める。
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AIの作画技術は日進月歩で、絵だけ見てもう「古い」と感じる人はいるだろう。
然し、この著者のRootport氏が、コミック業界の新しい扉を開いたことは間違いない。「絵を描けない原作者でも、漫画の完成形が創れる」というひとつの見本を提出したからだ。
ちなみにこの漫画は、あるコミックアプリではジャンルが「芸術」となっている。さもありなん。色彩表現が水彩画のように瑞々しく美しい。
最初見たとき、「絵画みたいだ!!」と感激した。
「サイバーパンク桃太郎」は、AIを使用しながら、一コマ一コマ「人の手」を感じる尊さがある。それは、技術が未発達だからこそ、奇跡的に生まれたのではないかと思う。
参考資料〜想起した事柄
・バンドデシネ/ジャン・ジロー
アートとして扱われるフランスの漫画「バンドデシネ」の代表作家。
色彩が細やかで絵本のように美しい。
大友克洋、宮崎駿などが影響を受けている。
・近代宗教画家の巨匠/ルオー
私的見解だが、桃太郎の登場の仕方に、ルオーの影響を感じる。
ステンドガラス職人に弟子入りしたルオーは、濡れたように輝く独特の色彩美を持つ。
以下は、ルオーの紹介文(太字引用者)。
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「サイバーパンク桃太郎」に話を戻すと、現代的でパンキッシュなストーリーで勿論面白い!!が、最初に引用した著者の「AIの取り扱い方の収録」が本当に白眉だと思った。
まるで画像生成AIの黎明期のドキュメンタリーの様相を示している。
おそらく著者は然程AIに詳しくなくて、試行錯誤しながらこの創作を進めたのだろう。苦労の上の解説なので、機械音痴の私にも非常にわかり易い。
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もしサブカルチャーとして「コミック/漫画」を語りたいnoter様が居られるなら、この「サイバーパンク桃太郎」は読んでおいて損はない、と断言したい。
何かにつけてアナログ礼賛の私であるが、こんな作品と出会えるなら、機械も悪くないな、と思ったのだった。
▶Special Song
この「サイバーパンク」も結構好き。
(但し、グロは苦手)
お読み頂き有難うございました!!
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また、次の記事でお会いしましょう!
🌟Iam a little noter.🌟
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