折れた翼のいたみ|詩のようなもの
夜の静寂が好きだ。
何度か引っ越してきたなか
今の住まいはとても静かで、
家の前を通り過ぎる
ひとの小さな咳払いも
聞こえてきそうなほどだ。
この度 病を得て
咳がどうしても止まず
ひとり
星月夜を過ごしている…
眠れぬ儘に
枕元の携帯を取り
夜空を翔けながら
ふと ページを開くと
見たこともないような
〈Word〉, 〈Word〉
ことばの力
ペンではない画面が映す力、
想像の翼が伸ばせる
自由は
こんなにも
折られてしまうのですか?
急
降
下
:
:
ゆっくりと廻るSeachlight
海に沈んだ私を 照らしてくれた
私は、岬に上がって
空を仰ぎ
両手を組み合わせた
神様は、厳かに
宣われた、
――Yes,Load.
私は小さき神の子です、
みこころのままに……
✠ fin ✠
🌟I am little noter.🌟
♥