魔女の住処へ|#ふぉれすとどわあふ
ふぉれすとどわあふ企画、歩行者bさんのお話の続きで進めたいと存じます。
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魔女の住処へ〜
ふぉれすとどわあふ
ドアのベルが鳴って、クマさんと旅人が入ってきた。
「ダークフォレストに行くぞ」
少し緊張した声で、クマさんが宣言した。ミユは目を大きく開き、ケイはしっぽをぴんと立てた。
「・・・私も連れてって!」
ケイは黒い毛を光らせて、珍しくよく通る声を上げた。
「今ミユさんから聞いたの。
“薬草の書はここにある”って。でも、昔から今まで見えないんだって・・。
きっと、きっとね、魔女が魔法で封印していると思うの。
だから、魔女をやっつけるか・・・ここに連れて来て、封印を解いてしまおう!!」
ケイは話しながら、旅人やクマさんの足もとをくぐって歩いた。
「―――そうすれば、問題はセ・フィニ、万事解決するよ!」
ケイは右の前あしで自分のヒゲをつるりと撫で、気取った顔を作った。
ミユの雑貨店から、風の旅人とクマさん、ケイは外に出た。
風の旅人は荷物の中から白っぽい小さな敷物を取り出した。すると、敷物はみるみる大きくなった。その敷物は見たこともないような異国の柄で彩られていた。
旅人に促され、クマさんとケイは恐るおそる敷物の上に乗った。それをたしかめたあと、
「―――ヴォタナ、ヴォタナ ネアケセ!」
風の旅人は凛々しい声でまじないを唱え、手を伸ばして前方を指差した。
敷物は一人と二匹の重さを物ともせず、ミユの雑貨店の上空をゆっくりと旋回して、何処かへ向かって飛行した。
「・・・わあ・・・」
クマさんとケイは四つんばいで下の景色をのぞき込んだ。
「どきどきするよ。ねえ旅人さん、これってダークフォレストへ行くのね!」
ケイは鳶色の目をきらきらさせた。
風の旅人はケイをやさしく見下ろした。そして腰の剣を握ってさやにおさめ直し、ガシャッと音を立てた。
「―――そうだよ。魔女のところへひとっ飛びだ!!」
【 continue 】
🪻続・き・を・選・ん・で・下・さ・い🪻
拙作ですがご査収よろしくお願いいたします。
続きで楽しんで頂ければ幸いです😊
お読み頂き有難うございました!!
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🌟Iam a little noter.🌟
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