映画「アフター・ヤン」心が満たされる美しい一本です。
映像も感情表現も坂本龍一のオリジナルスコアも隅から隅までとにかく美しく静謐な一本。監督が小津安二郎を敬愛していることに納得。
予告
https://www.youtube.com/watch?v=Ejcbx2fO_Os
近未来を舞台に、テクノ(この作品ではロボットをこう表現する)のヤンが動かなくなったため修理先を探すうちに、持ち主のコリン・ファレルが彼のメモリに辿り着き、ヤンの密かな思いを知るというストーリー。
「人間を人間たらしめるものとは」と考えさせてくれるのはロビン・ウィリアムズ主演、アイザック・アシモフ原作の名作「アンドリューndr114」と同じですが、アフター・ヤンは直接的な表現がない分観る者に考えるより感じさせてくれます。
観終わった今、なぜか温かいもので満たされました。多分たくさんの愛の風景を見せてもらったからでしょう。
もっと評価されていいと思うこの作品に出会えて幸せでした。
ぜひ一人で静かに観てほしいです。