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ライブセッションの熱量

ポスト・コロナ時代の変遷

コロナ禍の収束と共に、私たちは新しい時代に突入しました。
リモート会議は普通のこととなり、ツールやスキルは飛躍的に進化しました。
この変化の中で、対面での会議やコラボレーションの重要性が再び注目されています。
特に信頼関係の構築、生産性の向上、深いディスカッションの実施といった面で、対面の価値が強調されています。

リモートと対面の両立

個人的には、リモート環境でも信頼関係の構築、高い生産性、深いディスカッションは十分に実現可能だと考えています。
コロナ禍でのリモート環境下での組織変更の中で、チームの結束を高めた経験から、「リモート = 効果小」、「対面 = 効果大」という風潮に疑問を抱いています。
それでも、セッションはライブが良いと感じる瞬間があります。

ライブセッションの力

最近、ある会社のチーム会にゲストスピーカーとして参加しました。
30-40名の前で話す機会は、リモート環境での経験と比較して、熱量が全く異なりました。

今までもスピーカーとなって大人数に語りかけるようなセッションをする機会は何度もありましたが、今回はリモート環境での同様の会議を経験した後なので、実感が全く異なるものでした。

会場の反応、視線、頷きやよそ見など、リモートでは感じられない場の流れを感じながら話すことができました。
この場の熱量と空気感は、リモートでは体感できないものです。

共創の一体感

ライブセッションでは、セッションというストーリーを共有し、共創することが容易になります。
話題の盛り上がりに応じてストーリーの内容を調整し、参加者の反応に合わせてストーリーを展開することが可能なのです。

  • 盛り上がっていない話題は早めに切り上げ、参加者の興味がありそうなトピックに時間を割く。

  • 前半に盛り込んだ脱線話を、最適なタイミングで回収し、結論に導く。

  • 参加者の表情に寄り添い、ちょっとしたユーモアを交えて彼らの反応を引き出す。

  • 何人かの参加者をストーリー内に盛り込み、没入感を高める。

  • Q&Aを利用してより深いメッセージを伝達する。

ほんの一例ですが、このようなライブセッションならではの盛り上がりは、ストーリーに独自の流れを産み、この共創の熱量が信頼関係を深める助けとなります。

ライブの独特な空気感

確かに、何もかもが対面であるべきではありませんが、ライブでしか創り出せない空気感と場の流れがあることを改めて実感しました。
リモートと対面のそれぞれの良さを理解し、適切に使い分けることが、ポスト・コロナ時代の新たなビジネスの形を創造する鍵となるでしょう。


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