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子どもにぶち切れたからって終わりじゃない。その後の「修復」が大事。どんなに後でも。(TED TALK)

子どものイヤイヤ期も本格化してきて、たまに怒ってしまうことがあります。そのあとの罪悪感たるや。。。

そんな話を友達としている中で、思い出したのが以下のTED TALK。

スピーカーは臨床心理士で、良い親子関係が専門。

そんな彼女も子供にキレて、そのあと罪悪感を感じることはある。
でも、彼女曰く、重要なのは「キレないこと」よりも「修復」すること

修復しないでおくと、怒られて部屋に閉じこもった子どもは自分への非難をしてしまう。ここで修復しておくことで、良い対話に結び付けられる。

具体的にどうやるか。

ステップ1. 自分を修復する:アイデンティティと行動の切り分け。

まずキレた後に"なんてダメな親だろう"と自己批判する代わりに「自分は今修復の練習中なんだ」と言い聞かせる。そして、アイデンティティと行動を切り分ける。

「さっきの行いは良くない。でもそれが私のすべてじゃない。失敗するけど、悪戦苦闘してるだけで良い親なんだ」

ステップ2. 3つの要素を踏まえて子どもと話す。

3つの要素、とはa:出来事の特定、b:責任をとる、c:次は何を変えるか
例えば、以下のようになる。

「この前の台所でのことなんだけど(a.出来事の特定)、
怒鳴ってごめんね、怖かったよね。あなたのせいじゃない(b.責任をとる)、
イライラしないようにお母さん頑張るね(c.次どう変えるか)」

ステップ3. 今後のやり方について子どもと話す

そうやって修復した後で、時間をおいて子どもに今後どうしてほしいかの建設的な話をする(必要であれば)。

「あの時、お母さんのご飯について"最悪"って言ったけど、そういう時は"好きじゃないな"って言ってくれる?」

関係性を修復しておくことで、効果的に良い方法も伝えることができる。

修復の前に「あなたがああ言わなければあんなことにはならなかった」と言ってしまうと、責任が子供だけにある、となるけど、修復を入れることで、子どもは安心した状態でその出来事を振り返ることができるようになる。

謝罪よりも修復

面白いのは、「謝罪」よりも「修復」のほうが良い、という点。謝罪は時として対話を終わらせてしまうから。

「ごめんね。もうこれでこの話はおしまい。」

手遅れなんてこともない

もう一つ面白かったのは、「手遅れ」ってこともないよ、というメッセージ。

自分の親から直接(亡くなってた場合は手紙とかで)、その話を今聞いたら、少しでも自分の中の何かが変わるでしょう?子どもは自分より若いんだから絶対手遅れってことはない

私の子供は、まだこんなにちゃんと対話できるほどではないかもしれないけど、少なくともすでに自己避難もしくは怖がることができる年ではあるように思う。

だから、2歳の子にこんなの無理、と言わずに、今から自分も練習ができるように頑張ろうーと思いました。

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