哈尔滨旅行记(ハルビン旅行記)②
前回の続きです。
2日目
朝ごはん
この日の朝ごはんはホテルで。洋風と中華風が選べたので中華風を選択。水餃子、カニカマの揚げ物、目玉焼き、くるみあんの入った蒸しパン、漬物、ソーセージ、海藻、謎の揚げ物。。
左下のマスタードらしきものがかかった揚げ物が、最初は鶏肉だと思ったが、魚のすり身のような感じもして謎。メニューが下げられてしまっていたし、係の人は忙しそうだったので聞けず、結局わからないまま。
红场美术馆
午前中は『红场美术馆』へ。50年代の工場のあとに作られた美術館で、ショッピングモールも併設されている。
展示内容はその時時で代わるようで、今回は利塔・卡贝鲁特(Lita Cabellut: リタ・カベルト)の展示が行われていた。日本語でGoogle検索してもほとんど情報が出てこないが、現代ヨーロッパのレンブラントと呼ばれているとか。
元々油絵で有名になり、近年絵画の表面を削るようなアプローチをおこなうようになったとか。サイズの大きい画が間近で見れて迫力があった。
ロビーには小学生が描いた絵も展示してあった。多分好きなおやつを描いたんだろうな。
栄える写真が撮れると人気の螺旋階段
人民广场/哈尔滨规划展览馆
その後は哈尔滨を流れる大きな河・松花江のほとりにある「哈尔滨规划展览馆」に行った。哈尔滨は総合的な計画に基づいて都市設計がなされており、その歴史や現在の様子を知ることができる。
ちなみに、哈尔滨规划展览馆は無料で入れるのだが、なぜか別棟にあるカウンターで身分証を提示してチケットを貰わなければならない。大した手間ではないが、なぜ建物内でしないのかは謎である。
街の歴史を知るには、ネットや本で調べるのもいいけど、地域の博物館にいくと立体的にいろいろと知ることができる。中国はある程度の都市だといろいろな種類の博物館や美術館があって、それらを回るだけで1~2日がかりだ。
松花江
展览馆を出て松花江に沿って歩いていたら、ロープウェイを見つけた。
私は乗りたくなかったのだが、妻が乗るというので同乗せざるを得なかった。行き先は太阳岛(太陽島)という川の中の島。ロープウェイは結構揺れた。
猶太新会堂旧址
ここについては次回の記事でまとめて書きたいので、写真だけ。
哈尔滨博物馆
昨日回りきれなかった博物館に戻って残りを見に行った。前日は入場時に、前の人について一緒にゲートを入れと言われたが、この日は妻のカードをゲートがうまく読み取らず、前日と同じ係の人に聞いたら、めんどくさそうに横にある出入り口から入っていいと言われた(ゲートの意味……)。このへんの適当さは受け取る人にもよるだろうけど、私は好き。
二階はロシアの絵画と彫刻。彫刻はあまりなかった。
夕ご飯
夕飯はホテルで外卖(出前)を頼んだ。全部東北料理。一つ300円くらいなのに分量がすごい。酒は昨日のスーパーでロシアビールを購入。
・じゃがいもの炒めもの(地三鲜)
・揚げた肉団子(?)
・薄皮の唐辛子の肉詰め
・キャベツの煮物(杀猪菜)
・チャーハン(炒饭)
どれも味が濃くてビールにもご飯(チャーハン)にも合う。とくに杀猪菜は酸味があって美味しい。ご飯何杯でもいけそうだった。
一日うろうろしたので疲れて早めに就寝した。が、ちょっとした問題がおこった。夜中にやたら大きく水音がして目がさめてしまった。どうやら上の階(私たちは6階に泊まっていて、最上階が7階)で水を使うとその音が響いてくるらしい。結局2,3時間おきに計3回ほど起こされた。このせいで翌日は体調が悪かった。