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前回の記事でキリスト教保育が大切にしていること、について投稿しました。
今日はその続きで、お祈りや讃美歌のことを話したいと思います。

私の保育園では、各クラス(0〜6歳児)毎日お祈りの時間を持っています。
幼児クラス(3~5歳児)は月に一回3クラスで集まるお礼拝も併せて行ないます。

子どもと一緒に行なっていくものですから、時間はとても短いです。
流れはこのようになっています。
まずその月の讃美歌を歌い、手を組んで保育者のお祈りを聞きます。
そして最後に皆で「アーメン」と言葉にして、同じ気持ちで祈りを捧げていることを神様に伝えておしまいです。

短い時間ではありますが、子どもと保育者が同じ時間を共有しているこの時間を 私はとても尊く感じています。
「祈る」ということで心を穏やかにできたり、心が温まったり…。
子どもたちも言葉に表しきれない大切さを感じてくれているようで、日々の遊びの中にもよく登場しています。

また、保育者自身も祈りを捧げることで自分の保育を解雇したり、1日が良い日で終わるよう気持ちが引き締まります。
クラスの子どもと保育者が同じ時間を同じ気持ちで過ごすことができる、心を繋ぎ合わせる素敵な時間だと思っています。

讃美歌は「こどもさんびか」を歌っています。
意外とサブスクやYouTubeでも出てきたりするんです!
優しい言葉と親しみやすいメロディーで子どもたちもすぐに覚えて歌ってくれています。
お散歩の時に自然と口ずさむ姿は嬉しく、とても可愛らしいです。

お祈りも讃美歌も、堅苦しいことはなく、子どもたちの生活に自然と溶け込んでいます。優しい雰囲気の中で日々行われるものであるからこそ、言葉で伝えなくとも大切な時間であることに気づいてくれているようです。

聖書のお話の中にもよく出てくる「祈る」ということを通して、子どもと保育者とで心を通わせる特別なひとときとなるよう日々取り組んでいるのです。

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