赤身肉を食べるときは脂もとった方がよさそう
先日グラスフェッドビーフがよさそうという記事を書いたが、赤身肉の欠点としては鉄分が多量に含まれている点がある。
(酸化した鉄分は老化や大腸ガンの要因の一つとなりえる。)
一方女性は鉄分が不足しがちなので、赤身肉を食べる量を増やすと肌ツヤや髪が若返るよという話もあったりする。
じゃあ鉄分の害を防ぐにはどうしたらいいかと言うと、単純に脂身の部分も一緒に食べるといいよという研究があったので紹介しよう。
[Dietary polyunsaturated fatty acids and heme iron induce oxidative stress biomarkers and a cancer promoting environment in the colon of rats - PubMed (nih.gov)]
鉄分と油の関係
こちらの研究、ラットを使った研究になるのだが、同じ鉄分を含む食品と合わせて植物油(ω-6が豊富)や魚の油(ω-3が豊富)を与えて、体外へ排出される鉄分の量を調べたもの。
その結果がこちら。
(FIがフィッシュオイルで、SAがサンフラワーオイル)
明らかにオイルを摂取したラットでは酸化物が対外へ排出される量が増えている。
というわけで、赤身肉の栄養素をしっかり摂取しつつ酸化を抑えるには脂身もちゃんと食べるとか、ドレッシングを掛けたサラダと一緒に食べるのがよさそう。
(調理方法によっては、油の酸化もちょっと気にはなるから注意したほうがいいかもね。)
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