よちよちある記#347『お祭り騒ぎ』

誕生日の昨日
たくさんのお祝いの言葉をいただく

ありがたいことに
友人知人にとどまらず
なんとお客さまからも！

4年に1度のお祭り騒ぎ
オリンピックよりも
にぎやかな1日

毎年当たり前に
やって来てはくれない
不思議な誕生日に
子どものころは
けっこう傷ついてもいた

カレンダーを見ては
あぁ…
今年もまた印刷屋さんが
間違っちゃったんだ
印刷に失敗しちゃったんだ
誕生日を載せ忘れちゃってる
と本氣で思ってた
4年に一回というのが
どうにも理解できず…

なんともかわいい純粋な心

ある程度大きくなり
自己紹介するときの
《てっぱんネタ》に
昇華させることができてからは
この人の記憶に留めたい
という人には
誕生日をネタに披露したり

結婚して子どもが生まれ
幼稚園で習ってきた歌を
元氣よく聞かせてくれて
メロディーも歌詞も忘れちゃったけど
365日いつでも誰かの誕生日
毎日がステキな日
みたいな歌を歌って聞かせてくれて
その時は珍しく凹んだっけな

24時間365日営業なんて文言も
チラッと引っかかりを覚える
366日は営業しないんか〜い！
おやすみですかーっ？
って何だかへそ曲がりに
脊髄反射的に反応してしまう

229
誰かと分かち合えるような
そんなものでもなく
これまでの人生で
同じ日を持つ人に出会ったのは
高校時代のあの同級生のみ

年の違う人に
こんな風に言われたこともある
「すごいっすね〜
俺の同級生で229って人には
出会ったことないっすよ」

…ってそりゃそうでしょうよ
あなたの生まれた年には
229はないんだから
そもそも同級生としては
出会えないのよ

こんな感覚の違いも
まざまざと見せつけられてきて

間違いなく自分自身の
アイデンティティを
構築してきた要素の
大きな部分を占めている

ネガティブだった捉え方が
ポジティブに変わってから
自分を上手く使えるようになり

そしてまたひとつ歳を重ねる
今回はリアルの歳も
記号としての歳も
ダブルで味わう久々の年

玄関を開け現場に向かうときに
見えた東の空
普段とは違う珍しさ
きっとお空もお祝いして
くれているんだろう

改めまして
お祝いのメッセージを
くださったみなさま
ありがとうございます
せっかくのお祭り騒ぎの1日
一緒に味わうためにも
プレゼントをくれてもいいですよ
この貴重な229を当事者として
堪能できますよ〜

雨音が聞こえてるけど
晴れる予報
今日も元氣に励んでこよう

今日もいい1日✨