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ワルシャワ冬日記 猫と寝るよろこび 2025年1月11日

ホインカ(クリスマスツリー)は一般的に6日の公現祭が終わるあたりで片付けるものだが、綺麗だからもうちょっとこのままにしておこうという義母の希望で今週はずっとピカピカ光っていた。
週末になったので本日いよいよ片付けますか、と重い腰をあげ作業に取り掛かる。ボンプキ(オーナメント)を外すたびに乾いた針のような葉がバサバサと落ちる。
巻きつけていたイルミネーションライトの一つが点かなくなってしまっており、「古くないのに安物だと3回くらい使うだけでこうなる…伯父さんがカナダ土産で40年前に買ってきてくれたこれはまだ点くのに…」と夫がぼやいていた。

今日も片付け以外の予定はないため、掃除が終わって夫の部屋でダラダラしていた。外はさらさらと細かな雪が朝から降っており、うっすら粉砂糖をまぶした様に積もっていて、ようやく冬らしい景色になってきた。それでもこのくらいだとすぐに溶けてしまうだろうなぁもっと分厚い雪が見たい、と話しつつまどろんでいたら、猫が部屋にやってきてベッドの上に乗って丸まった。
川の字のように寝転びながら夫とひたすら撫でくりまわしていたら、ブルンブルンふごんふごんと大きく喉(鼻も)を鳴らし、丸まっていた体が次第に脱力して溶けていき最終的にゴロンと腹を出してひっくり返った。その際私の顔を両足で挟むようなあられもない格好になってめっちゃ笑った。両頬に毛の感触と、気持ちよさそうにゴロゴロ喉を鳴らし続ける振動が伝わってきて、ヒャッハーという気分である。ここまで無防備になるのは珍しい。お腹を触っても全く嫌がらない。それぞれの足の肉球をブニブニしようが何しようがどうぞお好きに、状態でウホホーイさいこーうと満喫した。

一昨日会った趣味で絵もたくさん描く小説家の友人は、会うたびにどうだ最近は絵を描いているかと聞いてくる。いやーなかなか難しいねー、あ、でもこの間の夏の滞在時に夫が買った新しいタブレットで義両親の似顔絵というか落書き描いたよ、と見せたらなんかめちゃくちゃ褒めてくれた。嬉しかったので絵が描けていた頃の昔の作品の写真をいくつか見せたらそれもまた褒めてくれて落書きでも何でも良いから腕を動かせクオリティなぞ気にするな、と大変な勢いで励ましをくれたので、それもあってリハビリをする気持ちが湧いてちょっと描いてみた。

猫は実際このくらいデカい

デジ絵の練習もうちょいできたら良いなぁと思ふ。

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