私と人生の1冊たち
自分の人生を振り返ると、何冊かの本から強い影響を受けていることに気づく。
こういう風になりたい、こんなことをしたい。こんな人生を過ごしたい。
そしてそれらとの出会いは、かなり偶然だったように思う。
私の人生の一冊目は、宗田理の「ぼくらシリーズ」以外にあり得ない。
出会ったのは小学生低学年くらい。表紙のイラストに惹かれて読み始めた。わかる人にはわかると思うが、図書館のラミネートされたハードカバーの児童書の中で、「ぼくらシリーズ」は洗練されていてパキっとした色が目を引くのだ。それ