もう彼がいなくても
3月に資格試験を受けるのを迷っている。
悩み事が多くて勉強が手につかないので
正直受かる気がしない。
来年も生きている予定だから、
来年受ければいいかとも思ったのだが
まだ頑張りたい自分がいる。
もう彼に褒めてもらえなくても
ひとりでやれると証明したいのかもしれない。
いや、またいつか彼に褒めてもらえると
どこかで期待しているのかもしれない。
「(何かしたら)また褒めてくれる?」
「いいよ」
その約束を果たしてくれると
どこかで信じているのかもしれない。
もう果たされることはないのに。
いつになったらもう彼がいなくても
大丈夫になれるのだろう。
わたし、こんなに弱くなかったのに。