わたしの愛を欲しい子。
もう他の人を愛することはないだろうと涙にくれていた夜。
開けっ放しのカゴからインコのひなたちゃんがわたしのもとに飛んできた。
しばらく「どうしたの?」とわたしの顔をのぞき込んでいたが、わたしの指の上でしばらく羽繕いをすると気持ちよくなったのかそのまま眠ってしまった。
この子は全身でわたしの愛を欲しがってる。
もう誰もいらないのだと思っていた私の愛を欲しがる子がいる。
それだけで、温かい涙が流れてきた。
今までバニラさんに夢中でごめんね。寂しかったね、今まで。
これからはもっと一緒に遊ぼうね。
思わぬところから両思いの男子が現れた(笑)
しばらく人間はいいや。
指に伝わるぬくもりに愛を感じた。
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