来年もきっと愛してる。
バスに乗っていて、彼のことを考えていた。何度も彼の声を思い出しては、もう吹っ切らなければと思っていた。
すると、太陽の光がぱっと当たって、私の顔を照らした。彼の笑顔のような日差しだった。
「愛してるんだろう? じゃあ、無理に忘れなくてもいいんじゃない?」
そう太陽に言われた気がした。
いつかまた彼と普通に話せる日が来るかもしれない。
こんな気持ちを持っている限り、そんな日は来ないような気がしていたけれど。
まだ、忘れないでもいいですか?
愛していても、いいですか?
日差しに照らされる中、頬に涙がこぼれた。
まだ、忘れられない。
たぶん、お参りしても願うのはあなたの幸せだけ。
来年もきっと愛してる。
離れても、気持ちは変わらない。
それでいいよね?